ブランドのアイコンを現代的に再解釈したグッチ──春に使える白シャツの選び方
新たなクリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノが手掛けた今季のコレクション。グッチのアイコンを現代的に再解釈し、ブランドの魅力をコンテンポラリーに表現しており、定番の白シャツにも彼の哲学が宿る。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
力強さとアートな繊細さを兼ね添える
今季のグッチは、ベーシックなアイテムを基調としながらも、ブランドを代表するアイコンに多様な変化を加えたコレクションが目立つ。「GGパターン」や「ウェブ ストライプ」などをボールドにしたり、組み合わせたりと、大胆に惹きつけるようなアイテムが揃っている。定番アイテムである白シャツも、ボールドなストライプや二重になった襟の個性的なデザインで表現。どこかアートな魅力を感じる仕上がりとなっている。 ■コットンポプリン シャツ 一見シンプルな白シャツだが、襟と袖に変化をつけられるデザインとなっている。襟はバンドカラーの上にレギュラーカラーをボタンで部分的に取り外せるような仕様に。袖も然りなのだが、襟は首裏で、袖は外側を縫い付けているのでエレガントでありながら、抜け感のある表情が生み出せる。ややゆとりのあるシルエットゆえ、羽織りとするのもおすすめだ。 ■コットンポプリン シャツ フォーマルにもカジュアルにも使える一着。胸には同系色のラバー素材で”GUCCI”ロゴの装飾が施してあり、アイキャッチな仕立てに。同色なので、タイドアップスタイルを邪魔することもなく、また一枚で着てもさりげないアクセントとして効果を発揮。黒のトラウザーズにタックインしてミニマルに装うのも一興だ。 ■コットン シャツ これぞグッチな「ウェブ ストライプ」が存在感抜群。ボディ全体に「GGパターン」が総柄で表現され、赤と緑の「ウェブ ストライプ」を胸から袖に横断させたインパクトのあるデザインで魅了する。夏にぴったりなオープンカラーで、涼しげに見せられるのもうれしいポイント。やや大ぶりな袖なので、ショートパンツと合わせてもバランスよく決まる。 ■グッチ クライアントサービス TEL:0120-99-2177
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)