ロシア化していく街並み 点在するかつての面影「北方領土のいま」
終戦から71年経過し、いまだ不法占拠の状態が続く北方領土。政府はわたしたち国民に対し、北方領土への渡航自粛を要請しています。 ただし、この問題解決のための環境整備として、かつて北方領土に居住していた元島民らを対象にした、「四島交流(ビザなし交流)」、「自由訪問」、「北方墓参」の北方四島交流事業については実施を支援してきました。これらの支援事業参加者が撮影した最新の写真を中心に、“北方領土のいま”の姿を紹介します。(※写真は内閣府北方対策本部「北方四島デジタルライブラリー」より提供)
ことし9月の自由訪問で訪れた択捉島ではヴァンナチカ温泉が撮影されています。ほかにもロシア正教会や商店、学校などロシアの文化施設がみられます。一方で、かつての旧紗那測候所や、鉄塔跡、墓標など、あちらこちらにかつて島民が暮らした証がひっそりと点在して残っているのです。