マーリンズ対ドジャース　1回表ドジャース1死一、二塁、打者スミスの時、三塁盗塁を決め、50盗塁を達成させる大谷（撮影・菅敏）

＜マーリンズ4－20ドジャース＞◇19日（日本時間20日）◇ローンデポパーク 　ドジャース大谷翔平投手が前人未到の「50－50」を達成した。 【動画】大谷翔平、３打席連発で51号本塁打！ 　「1番DH」で先発出場。1回の第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると三盗を決め50盗塁に到達した。2回にも51個目の盗塁を決めると6回、右翼席へ特大の49号2ランを放ち大記録に王手。さらに7回の第5打席で左翼席へ50号2ランを放って「50－50」を達成した。 　おまけに、9回の第6打席で3打席連発となる51号3ランまで放ち、「51－51」に到達した。6打数6安打10打点。ドジャースは12年連続のポストシーズン進出が決定。大谷にとってはメジャー7年目で初となった。 　第1打席は1回無死で右腕カブレラと対戦。カウント2－2から真ん中の94・8マイル（約153キロ）のチェンジアップを捉え、右越えのフェンス直撃二塁打とした。1死一、二塁となってから三盗に成功。今季50個目の盗塁をマークした。さらに、スミスの右犠飛で先制のホームを踏んだ。 　第2打席は1－0の2回2死一、二塁で、1ボールから真ん中低めの93・5マイル（約150キロ）のチェンジアップをライト前に運び、右適時打とした。続くベッツの打席で二盗に成功。今季51個目の盗塁をマークした。 　第3打席は5－1の3回2死一、三塁で左腕ベネジアーノと対戦。カウント3－2から内角高めの95・2マイル（約153キロ）の直球を振り抜くと、左中間を破る2点適時二塁打。一気に三塁を狙ったが、ここはタッチアウトとなった。 　第4打席は7－3の6回1死二塁で右腕ソリアーノと対戦。1ストライクから真ん中低めの85・4マイル（約137キロ）のスライダーを完璧に捉えると、打球は右翼席に飛び込む今季第49号2ランとなった。打球速度は111・2マイル（約179キロ）、飛距離は438フィート（約134メートル）だった。 　第5打席は11－3の7回2死二、三塁で右腕バウマンと対戦。2ストライクから暴投で1点を追加。2死三塁としてからの4球目、外角の89・1マイル（約143キロ）のナックルカーブを左翼席に運ぶ今季第50号の2ランとなった。打球速度は109・7マイル（約177キロ）、飛距離は391フィート（約119メートル）だった。 　第6打席は14－3の9回2死一、二塁で内野手登録のブルーハンと対戦。2ボールから68・3マイル（約110キロ）のスライダーを右翼席に運んだ。3打席連発となる今季第51号3ラン。打球速度は113・6マイル（約183キロ）、飛距離は440フィート（約134メートル）だった。 　これで打率2割9分4厘（リーグ5位）。51本塁打、120打点とOPS（長打率＋出塁率）1・005は同1位をキープ。51盗塁はレッズ・デラクルスの64盗塁に次いで、同2位としている。