『Office Fight』サラリーマンの幽霊が、かつての仕事場をメチャクチャにする気分爽快アクションストラテジー【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024】
文・取材:戸塚伎一 2024年3月2~3日、東京・武蔵野公会堂、吉祥寺東急REIホテルにて開催されたインディーゲームイベントTOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024。出展コーナーにて取材陣が見つけた気になるタイトルをピックアップ。 【記事の画像(4枚)】を見る 『Office Fight』の主人公は、大企業に不当解雇されたショックでこの世を去った、サラリーマンの幽霊。生前自分を苦しめた企業に復讐……もとい社会の歪みを正すため、会社の各セクションで大暴れすることになる。 暴れかたの基本(?)は、オフィスのアイテムにとり憑き、“ポルターガイスト”の体で吹っ飛ぶこと(操作はおはじき方式)。ブラックな環境で正気を失いかけている従業員に直接ぶつかって、闘争本能を刺激するもよし、ポイントとなる家具にヒットさせて破壊の大連鎖を起こすもよし、だ。物理演算が適応されたフィールドの壊れっぷりはすがすがしく、どこにどのような強さでコンタクトすればより効率的に破壊できるかを考えるストラテジーゲームとしても楽しめる。 セクションボスとの対決では、幽霊を直接弾くことに。ダメージを与えるごとにエスカレートしていく敵の攻撃をかいくぐりながらの攻防はアクションゲームの要素が強い。全100ステージの10ステージごとのシメとして、よいアクセントになっているとの印象を受けた。 『Office Fight』を開発したFenix Studiosは、オーストラリアの10数人規模のスタジオ。ゲームへの憧れを持った映像制作系スタッフが中心となって結成したという変わり種で、本作がその第1弾タイトルとなる。会場にいたFenix Studiosのスタッフは「疲れたサラリーマンたちを応援するゲームです!」と紹介していたが、ひょっとしたら前職での経験が活かされているのかもしれないなと邪推してしまった(笑)。 Steam版のリリース予定は、2024年内。ブースにはNintendo Switchの実機デモも出展されていて、Steam版の後に最適化してリリースする予定とのことだ。
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