桑木志帆が涙のツアー初優勝 昨年2位のリベンジ達成 2位に堀琴音、3位に原英莉花/国内女子ゴルフ
資生堂レディス最終日(30日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)1打差の2位から出た桑木志帆(21)=大和ハウス工業=が4バーディー、1ボギーの69で回り通算11アンダーでツアー初優勝を果たした。昨年大会は桜井心那とのプレーオフの末に敗れて涙の2位。リベンジを誓った大会で念願の頂点に立った。単独首位から出た堀琴音(28)=ダイセル=は72で回り通算9アンダーの2位。69と伸ばした原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が通算8アンダーの3位だった。 【写真】集まったファンにサイン入りのステッカーを手渡す桑木志帆 1打差で単独首位の堀を追った桑木は、5番(パー3)でピン左奥8メートルのバーディーパットを沈めて首位に並んだ。その後、堀とともに8番(パー3)でスコアを落としたが、9番(パー4)で再び10メートルのバーディーパットを流し込んで単独首位に。一方の堀は連続ボギーとして後退した。後半は12番(パー4)で9メートルをねじ込んでのバーディー。堀に並ばれて迎えた16番(パー5)でピン1メートルのバーディーパットを沈めて単独首位に立ち、そのまま逃げ切って歓喜の瞬間を迎えた。 ■桑木 志帆(くわき・しほ) 2003(平成15)年1月29日生まれ、21歳。岡山市出身。岡山理大付高~倉敷芸術科学大在学中。4歳でゴルフを始める。コロナ禍で延期された20年度のプロテストに合格し、21年6月にプロ転向。同年の「JLPGA新人戦加賀電子カップ」で優勝。昨季メルセデスランキング10位。164センチ、57キロ。