西条の小学生サッカークラブ「丹原SS」地元企業出資無月謝で運営 部活移行の受け皿にも(愛媛)
子どもがスポーツを楽しむ機会を確保しながら地域の担い手育成につなげようと、西条市の丹原小学校を拠点に活動する少年サッカークラブ「丹原SS」が、地元企業と連携し、公立中学校の部活動の地域移行を見据えた活動を展開している。 丹原SSは西条市や今治市の小学生計75人が所属。約10人のOBや保護者らが指導者として関わる。家庭の負担に配慮し、十数年前から指導者として携わってきた十亀文人監督(48)らが地域の企業に支援を依頼。現在は6社がスポンサーとして出資し、月謝を取らずに運営する。 クラブは現在、中学生を対象としたクラブチームの設立を計画している。西条市内には中学生対象のクラブが少なく、中学校部活動でも合同チームで試合に出る学校も増えた。加えて公立中学校の部活動を、地域団体などに委託する地域移行の計画も進む。
愛媛新聞社