Sky、クライアント運用管理ソフトの最新版「SKYSEA Client View Ver.20」
Skyは、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View Ver.20」の販売を9月24日に開始した。 最新バージョンでは、スマートフォンやタブレット端末の運用管理を支援する「モバイル機器管理(MDM)」機能について、iPhone/iPad向けの管理機能を強化し、さらに強固なセキュリティー対策と運用管理の効率化を支援する。また、より正確な業務時間の把握をサポートする「画面ロック」ログの追加や、リモートワークで利用するPCへのスムーズなソフトウェア配布を可能にするなど、各種機能の改善を図った。 具体的には、iPhone/iPad向けの機能強化では、ウェブブラウザーから利用できる管理画面(モバイルデバイス応急対策ツール)を用意。管理者が休日などで手元に管理機がない状況でも、端末紛失の報告を受けた際に、スマートフォンなどから端末ロックなどの対策が迅速に行うことができる。 iPhone/iPadのアップデートを管理機から実行可能となった。アップデートによる動作トラブルを防ぐため、普段は既存機能で端末のアップデートを制限しておき、動作検証の完了後、脆弱性リスクの排除に向けて管理機から速やかにアップデートを実行できる。 管理機上でアプリの設定を行い、各端末のアプリに一括適用が可能となった。組織全体または部署ごとにアプリを新規導入する際、初期設定をまとめて適用することで、各端末上で設定する必要がなくなり、キッティング作業を効率化できる。 ウェブフィルタリングアプリなどを利用する際に必要なiPhone/iPadの「グローバルHTTPプロキシ」設定を、SKYSEA Client Viewの管理画面から直接行えるように改善。構成プロファイルを別途作成してSKYSEA Client Viewにインポートするといった手間をなくし、設定作業を簡略化できる。 また、PCの「画面ロック」状態を新たにログとして取得。PCが一定時間操作されていないケースがあっても、ウェブ会議に参加していたことなどを識別でき、勤務状況をより正確に把握できるよう支援する。 SKYSEA Client Viewサーバーとの常時接続が難しい環境でも、クライアントPCに安定してソフトウェア配布が行えるように改善。PCがサーバーに接続しているかどうかを1分ごとに自動でチェックし、接続が確認されたタイミングでソフトウェア配布を実行する。リモートワークなどでサーバーとの接続が短時間しかできないPCに対しても、配布・適用がスムーズに行える。 さらに、SKYSEA Client Viewのクラウド版である「M1 Cloud Edition」がパワーアップ。PCの操作ログを基に従業員の作業状況を見える化する「PC活用状況分析」機能、OSやソフトウェアのアップデート状況などをグラフで表示するダッシュボードに対応したほか、USBデバイスをPCに接続するだけで管理台帳に登録できるようになった。