「初めて会った時に『かっこいい…!』と思いました」と言わせるイケメン!中日ドラフト2位・吉田聖弥投手!コーチと磨いた"心技体"とは
中日ドラゴンズにドラフト会議で2位指名された吉田聖弥投手。CBCアナウンサーの光山雄一朗が吉田投手に話を聞くと、彼の鍛え抜かれた心技体は社会人時代のコーチと二人三脚で磨いてきたものだと感じたようです。一時期は引退も考えた吉田投手に一体何が起こり、どのようにしてそこからプロ野球の世界へ駆け上がったのでしょうか。11月18日の『CBCラジオ #プラス!』では、光山が吉田投手の心技体について紹介しました。 【画像】「初めて会った時に『かっこいい…!』と思いました」と言わせるイケメン!中日ドラフト2位・吉田聖弥投手!
引退を考えた吉田投手に、コーチは
西濃運輸からドラゴンズに2位指名された吉田投手といえば、ドラフト後の会見で見せた「喜びのカンガルージャンプ」や、流した涙が印象的です。 光山は初めて会った時に「『かっこいい…!』と思いました。イケメン。たくさんファンがつきそう」と感じたようです。 そんな吉田投手は佐賀県出身で、佐賀県立伊万里農林高校から2021年に西濃運輸に入社。社会人野球で頑張ろうという中でしたが、怪我で思うように投げられませんでした。 左ピッチャーの吉田投手には左肩の炎症があり、入社してからの3年間はほとんど投げることができなかったそうです。ちょっと治ったと思って投げるとまた痛めてしまう…そんな繰り返しの日々が続いてしまっており、特に去年の春先からはしばらく全く投げられない日々。 夏には「引退」という言葉が、目の前にくっきりと見えていました。 そんな中で西濃運輸の堀田コーチと面談を重ねる中で、コーチから「自分のために自分で決心するんじゃなくて、今までたくさん周りの人に支えてきてもらっただろ。周りの応援してくれた人のためにもう一度頑張ってみなさい」という言葉をかけられハッとした吉田投手。 その言葉を受けて「ここからぶっ潰れてもいいから投げ続けよう」と決意したそうです。
治療をしながら毎日投げ込んだ
ぶっ潰れる覚悟を持った吉田投手。左肩の週1回の治療はしつつ、それでも投げ込みを毎日行ないました。去年の秋から1ヶ月トータル球数3,000球、1日平均100球計算で毎日投げ込みを続けていったそうです。 最初は痛みがありながらの投げ込みでしたが、ぶっ潰れてもいいという思いもあり腕を振り続けた吉田投手。ただ腕を振り続けるだけはなく、理想の投球の逆算をして日々考えながら投げ込みを行ないました。 例えば、「投げたいコースに投げるには身体をどう動かせばいいのかな?」「じゃあその身体の動きのためにはどんなトレーニングをすればいいのかな?」という逆算をしながら投げ込んだんだとか。そこには堀田コーチという存在が。この投げ込みも二人三脚でやっていったということです。 それによって投げる感覚が磨かれていき、ストレートの質も上がり、武器とするチェンジアップの完成度も高まり、 何より吉田投手本人が最も課題として挙げていたコントロールという部分が改善されていきました。 そして治療のおかげで今年の2月から痛みの違和感が全くなくなり、全力で投げられるように。このようにして心技体の「体」を万全にして、「技」を高めていったのが、ここ1年の吉田投手です。 光山「治療もしっかりと専念していた吉田投手だからこそ、野球の神様も味方したかもしれません」