左から）亀梨和也、石原さとみ

『Destiny』（テレビ朝日系　毎週火曜　午後9時～9時54分）の囲み取材が5月5日に開催され、主演の石原さとみと亀梨和也（KAT-TUN）が登壇した。 【写真】『Destiny』取材会に登壇した亀梨和也と石原さとみ 主演の石原さとみと亀梨和也が初共演、安藤政信、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実、高畑淳子、佐々木蔵之介、仲村トオルら豪華実力派キャスト陣が集結。毎回、各配信プラットフォームのトップを独占するなど、話題沸騰中の大人のサスペンス×ラブストーリー『Destiny』。 TVerお気に入り登録数が112万を突破。第1～4話の見逃し配信再生数が累計1200万回（※ビデオリサーチにて算出）を記録、4月期の民放連続ドラマ初回の見逃し配信再生数が第1位に輝き、テレビ朝日のゴールデン・プライム帯史上最高記録を更新し続けるなど、盛り上がりを見せている。

そんな本作が、5月7日（火）放送の第5話で第1部完結となり、それに際する取材会に石原と亀梨が登壇。快挙を達成した前半戦を振り返り、石原は「オンエアを見て、“こんな角度から撮っていたんだ”とか”こんなにきれいな映像になっていたんだ”とすごく驚きました。特に、大学生のシーンの長野ならではの大自然。ドローンが飛んでいるなとは思っていましたが、どんな画になっているのかは分からなかったので感動しました。私が実際に目で見ていた景色がすごくきれいだったので、それがこのまま作品に出ればいいなと思っていたのですが、それが見事に伝わってきました」と。 「矢本君や高畑さん、安藤さんの怪しげなカットも出てきましたが、撮影している時は全然知らなくて！（笑）」と語った石原に対し、亀梨は「我々の知らないところで、すごく怪しげに表現されていましたね（笑）。あと、もちろん台本で読んでいたので知ってはいたんですけど、（杉本）哲太さんが出てきたときは“うわ、哲太さん！”と思いました（笑）。自分が参加していないシーンも結構多いので、台本上だけで理解していたものを画で楽しく見させてもらっています」とほほ笑んだ。 なお、本作では大学生時代の奏（石原）や真樹（亀梨）らも本人たちが演じていることが大きな話題を呼んだが、石原は「顔合わせの時から“どうします？”と監督と話していたのですが、結論として私たちが大学生に見えるかどうかという浅いことではなくて。特にドライブのシーンは、自分の人生で最も楽しくキラキラした時間を過ごした記憶を、全9話の中で持ち続けるための大切なシーンになりました。その時に5人で撮った写真をお気に入りに入れ、撮影が終わるまで何度も見返していたので、あのクランクインは大成功だったと思っています」と。 亀梨も「確かに。この5人の誰かひとりでも誰か違う方が演じていたら、またちょっと違う感覚だったかもしれないですね。おっしゃる通り、あの時代をきちんとみんなで経験したというか、一緒に過ごせたからこそ現代のお芝居につなげることができたと思っています」と同意した。 そんな亀梨演じる真樹について、石原は「真樹は時が止まったかのようにあの時から変わらず、12年経ってもあの時の真樹のままなんです」と。「一方、奏はその時からは変わっているはずなのに、会うと思い出してしまう…。そう考えると、12年前に過ごした時間が一番重要なんじゃないかなと。それを実際に思い出せるかどうかは自分の経験だと思っていたので、すごくいいスタートでした。そういう意味でも1話はかなり重要なので、ぜひ見直してほしいです」とアピールした。 さらに、先日開催されたオンラインファンミーティングでも亀梨の“イケメン”エピソードで大盛り上がりしていたが、石原は「実は私の事情であるシーンを延期しなくてはいけなくなったことがあるんですが、亀梨さんが“あのシーンは時間がたってから撮りたかったから良かった”と言ってくださって…。こちらの事情で申し訳なかったのですが、逆に“ありがとう”と言ってくださったんです。“イケメン”という言葉が軽く感じるほどの感覚で、亀梨さんはそういったところがたくさんあるすてきな方」と感謝を。 対して、亀梨はそんな石原を「長年第一線で活躍されているというのが腑に落ちる現場での在り方、作品に向ける熱量、メリハリの素晴らしさが心地よく、瞬発的に必要とされるエネルギーの向け方や緩急も見ていてすごいな、と思っていました。そういう役者さんとしての気持ちの持っていき方を僕も見習いたいなと。現場では真樹としてお芝居を受けているわけですが、亀梨の感覚に戻ってモニターを見た時にやはりすごいなと思いました」と称賛した。 最後は、今夜放送となる第5話の見どころについて「真樹と貴史（安藤）と奏がそろう、ヒヤヒヤなシーンがあります（笑）。詳しくはお話できませんが、そういうシーンがある、ということをお伝えしたいです！　さらに、5話では事件のある部分の真相が分かります。第1部完結ということで、後半はどうなるんだろう…とさらに勢いづく回ですので、ぜひ見ていただきたいです」と石原。 亀梨も「第1部の完結でもあり、また新たに最終回に向けてもう1つ2つと大きな流れが生まれるスタート地点でもあります。じっくり見ていただけたら、より作品を深く楽しんでいただけるのではないかと思います」と呼び掛け、取材を締めくくった。