【卓球】五輪金メダリスト樊振東と陳夢の世界ランキング離脱申請は、WTTへの反抗? それは第二の卓球人生のひとつの選択肢
五輪で疲弊した金メダリストは世界ランキングの呪縛から離れたかった
樊振東と陳夢が世界ランキングから離脱する申請を行ったことが報じられ、大きな波紋を呼んでいる。彼らの離脱には、WTT(ワールドテーブルテニス)の強化された罰則規定が影響していると言われている。今後しばらくWTTの試合には出場しない予定で、国内の超級リーグや全中国運動会には出たいが、罰金が足かせとなる可能性がある。 卓球ファンの間では、「傲慢なWTTのやり方」に対する批判が高まっているが、実際には樊振東と陳夢はWTTに反抗したわけではない。中国の国家代表選手が個人的な発言や批判をすることはほとんどなく、彼らの離脱申請は国際卓球連盟(ITTF)や中国卓球協会に対する正式な手続きを踏んでいる。 WTTは民間組織であり、罰則規定は他のプロスポーツでも見られることが一般的である。樊振東と陳夢はオリンピックで全精力を注ぎ疲弊した状況にあり、今後は国内大会のみの出場や、パリ五輪後にヨーロッパのクラブと契約するという噂もあった。彼らの第二の卓球人生がどのように展開されるのか、多くのファンが注目している。 (卓球王国PLUS「今野の眼」からの抜粋)