アイアンのシャフト選びを徹底解説! あなたに合うのはダイナミックゴールド? モーダス? それともカーボン? 【前編】
試打方法
山崎クラフトマンが主宰する練馬区上石神井の「GOLF PLACE」オリジナルの着脱式フィッティングスリーブを37インチにカットしたシャフトに装着。ヘッドは三浦技研「TC-101」(7番・33度)を使用。グリップは一部を除きツアーベルベットラバーを使用。ボールはタイトリスト「プロV1x」を使用し、弾道測定器「GolfSwing Better Prizm Pro」で計測。 ツアーベルベットは1985年に登場した独自の表面パターンと絶妙なテーパー具合で世界中のプロ、クラブメーカーから採用されているグリップの基準となるグリップで、来年誕生30年を迎えるベストセラー。
GOLF PLACEでは「TC101」以外にもフィッティング用のヘッドを約30種類用意。今回試打した79本すべてのシャフトで、自分のヘッドに似た特性のヘッドを選んでフィッティングすることができる。
HS40~42m/sの人はまずは80gや90g台のシャフトを試そう!
【スチールシャフトでもやさしいモデルが増加】 「少し前であれば軽量と言われていたが、今では女子プロにも人気の高い80~90g台のアイアンシャフト。ラインナップも多く、平均的なアマチュアであればもっとも合わせやすい重量帯でしょう。なかでもカーボンシャフトはシャフトが仕事をしてくれるので球が上がりやすく、ストロングロフト化でロフトの立っている飛び系アイアンとの相性がいい。アイアンでも飛ばしたいからと、ストロングロフトのアイアンを買ったのに、球が上がりにくいという人は、カーボンを試してみることをオススメします。 やさしいモデルが増えてきている印象で、球がつかまりやすいものが多い。ただ、スチールとカーボンを複合した『MCI』のようにつかまりが抑えられたモデルもあるので、引っかけやすいゴルファーであればそういうモデルを選ぶといいでしょう。ダイナミックゴールドは『DG』の特性はそのままに軽くなった印象で、重量やフレックスによって多少、球の高さが違うものの、特性そのものは受け継がれているので、ずっと『DG』を使ってきたけど、そろそろ軽い物を使いたいという人にピッタリ」(勝又)