川中美幸、文化放送の浜祭で所属テイチク90周年の新バージョン「こころのこだま」を合唱「心を一つにして、被災地を応援したい」
演歌歌手、川中美幸(68)が4日、東京・芝公園の増上寺で行われた「浜祭(はままつり)」の特設ステージで、主催の文化放送と今年創立90周年を迎えた所属レコード会社、テイチクエンタテインメントが初コラボした企画に参加した。 晴天、微風。気温22度を超え暑い日差しが降り注ぐ中、テイチク所属の後輩歌手と7人で登場。20年前のテイチク70周年のとき沖縄出身のバンド、BEGINの比嘉栄昇(56)が手がけた「こころのこだま」を合唱し、約2000人の観衆が聴き入った。 ♪ありがとう あなたと出会えてよかった…と歌い出すこの歌は当時、新潟県中越地震のチャリティーとして作られたが、今回は新たに複数の歌手が参加して2024年バージョンとして収録。この日、配信がスタートし、収益の一部は今年元日に起きた能登半島地震災害義援金として被災地に寄付される。川中は「みんなで心を一つにして、被災地を応援したい」と語った。 ちなみに、テイチクの企業イメージカラーは、米大リーグを制覇したドジャース、日本シリーズを制覇したDeNAと同じブルーで、選手と歌手の違いはあるものの、強い結束力は共通点。この〝縁〟について聞かれると、川中は「大谷翔平さんの活躍には私も元気をもらった1人。私たちも歌の力で多くの人を元気づけたい」と改めて誓った。 テイチクに所属して、気がつけば47年の最長老。川中は自らの代表曲「ふたり酒」(1980年)がヒットした頃を振り返り、「(大先輩の)石原裕次郎さんが『良かったね。ヒットして』と手を握ってくれたことが、大きな励みになっています」としみじみ回顧した。 この日、合唱に参加したのは他に、ロックバンド、怒髪天の増子直純(58)、あさみちゆき(46)、松原健之(45)、杜このみ(35)、三丘翔太(30)、青山新(24)の計7人。最年少の青山も「歌の力を信じて、創立100周年に向けて頑張りたい」と力を込めた。