「世界との対話を」住民期待 イラン、支持者らに歓喜と落胆
【テヘラン共同】「世界との対話を」―。イラン大統領選の決選で、改革派ペゼシュキアン候補が勝利した。首都テヘラン中心部の選挙対策事務所には6日、朝から続々と支持者ら住民が集まり、歓喜の声が上がった。一方、故ライシ大統領路線の継承を望んでいた保守強硬派ジャリリ候補の支持者には落胆が広がった。 事務所では菓子などが振る舞われ、スピーカーから国を称賛する歌が流れていた。事務所を訪れた技術士ナジフさん(67)は「イランの人々の勝利を祝福する」と書かれた紙を掲げて喜んだ。ペゼシュキアン氏について「穏健で誠実な人柄だ。世界との対話を広げ、戦争の火種をなくしてほしい」と興奮気味に話した。