パイプオルガンのすばらしさを伝えたい 新潟市民芸術文化会館専属 浜野芳純さん(28) 令和人国記
■音色は1千万通り以上
新潟市には、今年1月に引っ越してきました。食べ物がおいしいというのが第一印象で、サトイモやキノコ、野菜などを薄味で煮た郷土料理「のっぺ」などが好きです。また、新潟には優しい人が多く、人の温かさを感じられるまちだと思いました。
パイプオルガンの魅力はやわらかい音から重厚な音まで、さまざまな音色を出せることです。パイプやストップの数から単純に計算すると、1千万通り以上の音色を出せる計算です。
私の任期は今年4月から2期4年ですので、その間にパイプオルガンの魅力を新潟の皆さんに余すことなく伝え、オルガンに親しんでもらえればと思います。あわせて、パイプオルガンと舞踊、劇団、合唱団など違う要素を組み合わせ、新たな魅力も発信していきたいと考えています。
(聞き手 本田賢一)
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はまの・かすみ 平成8年生まれ。京都市出身。30年、関西学院大商学部卒業。オランダのアムステルダム音楽院、仏トゥールーズ地方音楽院でパイプオルガンを学び、昨年8月に帰国。国内外のコンクールで聴衆賞など受賞。りゅーとぴあ専属オルガニストの任期は2期4年。