【どこよりも早い2025ドラフト候補ランキング│1~10位】創価大・立石、健大高崎・石垣、東北福祉大・堀越が今年の“BIG3”か<SLUGGER>
愛知の公立校で注目を集める左腕がトップ5に!
▼5位:芹沢大地[投手・高蔵寺高] (せりざわ・だいち/左投左打) 将来像:吉川光夫(元日本ハムなど) 愛知県の県立高校で注目を集めている本格派左腕。中学時代は全く無名も、2年春からメキメキと力をつけ、一躍ドラフト上位候補へと浮上した。まだまだ体は細いが、柔らかい腕の振りで球持ちが長く、140キロ台中盤のストレートは浮き上がるような勢いがある。両サイドにしっかり投げ分ける制球力とブレーキのあるチェンジアップなど変化球も一級品だ。フィジカル面が強化されればさらに大化けする可能性も高いだろう。 タイプ診断:#公立高校の星 #赤丸急上昇 ▼4位:松川玲央[遊撃手・城西大] (まつかわ・れお/右投左打/関西高) 将来像:大型の野村謙二郎(元広島) 高いレベルで走攻守が揃った大型ショート。首都大学二部で1年秋はセカンド、2年春はショート、一部に昇格した後もショートで3季連続と、合計5季連続でベストナインを受賞している。大型でも抜群の脚力を誇り、ショートの守備の動きも軽快そのもの。ただ足が速いだけでなく走塁技術も高く、東都一部37試合で25盗塁をマークしている。ミート力も抜群で年々力もついてきた。スケールの大きいショートとして楽しみな存在だ。 タイプ診断:#大型ショート #スピード◎ ▼3位:堀越啓太[投手・東北福祉大] (ほりこし・けいた/右投右打/花咲徳栄高) 将来像:大勢(巨人) 東北の大学球界で注目を集めている本格派右腕。高校時代は控え投手だったが、大学で一気にスピードアップを果たし、練習では160キロ以上もマークしている。躍動感あふれるフォームは迫力十分で、ボールの力は間違いなく大学でもナンバーワンだ。昨年は変化球のコントロールも良くなり、安定感も確実にアップした印象を受けた。リリーフでの起用であれば、プロでも即戦力として期待できるだろう。 タイプ診断:#剛腕 #リリーフタイプ ▼2位:石垣元気[投手・健大高崎高] (いしがき・げんき/右投両打) 将来像:島内颯太郎(広島) 入学直後から注目を集めている本格派右腕。2年春には早くも150キロを超え、チームの選抜優勝に大きく貢献した。同学年の佐藤龍月が怪我で離脱したこともあって2年夏からはエースに定着。秋はさらにスピードアップしたところを見せ、2年連続の選抜出場を確実なものとしている。スピードは大学生、社会人を含めても屈指であり、まだまだ成長しそうな雰囲気も十分だ。選抜の投球次第ではさらに評価を上げることになるだろう。 タイプ診断:#甲子園の星 #スピード◎ ▼1位:立石正広[三塁手・創価大] (たていし・まさひろ/右投右打/高川学園高) 将来像:脚力のある大山悠輔(阪神) 2025年を代表する右のスラッガー。3年時から大学日本代表に選ばれており、西川史礁(青山学院大→ロッテ1位)、渡部聖弥(大阪商業大→西武2位)などと比べても遜色ない打撃を見せた。秋のリーグ戦は不振だったものの、その後は復調して明治神宮大会では大会記録となる10安打をマーク。長打力と確実性を兼ね備えた打撃は迫力十分で、脚力と肩の強さも申し分ない。現時点では頭一つ抜けた存在と言えるだろう。 タイプ診断:#スラッガー #大学日本代表の4番 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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