【紅白リハ】HY、12年ぶり紅白で地元から後押し 「皆さんの魂に届けられるような歌にしたい」
大みそかの第75回NHK紅白歌合戦(後7時20分)のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールでスタートした。 12年ぶり3回目の出場となった、沖縄出身4人組バンド「HY」。ギターの新里英之は「25周年最後にすてきな花を咲かすことができてうれしい。25年やってきた絆も届けることができるし、『366日』の深い愛を届けられると思う」と出場を喜んだ。地元・うるま市の市役所には横断幕があるそうで「沖縄の誇りだと、背中を押されてここにきました」と胸を張った。 紅白では2008年4月にリリースした5作目のアルバム「HeartY」に収録された「366日」を歌唱。作詞・作曲も担当したボーカルの仲宗根は「恋愛の曲というイメージが強いのかなと思うけど、震災があって、被災地で歌う経験があって」と16年の時を経て伝えたいメッセージにも変化が。「恋愛で届けるよりも家族、友情、亡くなった方への愛など色々な愛を歌えばいいのかなと感じた」とし、「皆さんの魂に届けられるような歌にしたい」と意気込んだ。 今年は同曲にインスパイアを受けた映画「366日」(新城毅彦監督)が公開するなど、おめでたいことが続く年に。ベースの許田信介は「紅白も決まったのがめでたい。この漢字が一番ふさわしいんじゃないか」と今年の漢字に「祝」を選んだ。ドラムの名嘉俊は、来年に向けても「大好きなファンの皆さんやスタッフ、家族のみんなと駆け抜けていきたい」と意気込んだ。
報知新聞社