静岡・浜岡原発 新たに想定された津波の高さを考慮し防波壁のかさあげ検討 海抜28メートルに
浜岡原子発電所の3号機と4号機の再稼働を目指す中部電力は、新たに想定された津波の高さを考慮し、防波壁を海抜22メートルから28メートルにかさ上げする案を、原子力規制委員会に示しました。 静岡県御前崎市の浜岡原発を巡っては、3号機と4号機の再稼働に向けて、現在、原子力規制委員会による審査が行われています。 中部電力はこれまで津波の高さを22.7メートルと想定していましたが、南海トラフ巨大地震と海底地すべりが連続で発生した場合、最大で25.2メートルになると修正し、10月の審査会合で原子力規制委員会が概ね了承しました。 これを受けて中部電力は13日、原子力規制委員会と意見交換し、新たな想定を考慮して現在の海抜22メートルの防波壁を28メートルにかさ上げする案を示し、委員からは概ね了承されました。