愛犬家が気を付けるべき観葉植物 10
観葉植物好きで愛犬家、こういった人も多いだろう。しかし、観賞植物と犬を組み合わせてはいけない場合もある。そこで愛犬の安全を保つために、どの植物が犬に有害であるかを知っておく必要があるだろう。 植物が犬にとって有毒でも、愛犬が興味を示さなければ大丈夫というわけではない。たとえ何年もその観葉植物に見向きもしなかった場合でも、犬が突然その植物に興味を示す可能性も大いにあるのだ。
「何年も家にあった植物をなぜ犬が突然噛もうとするのか、私たちにはわかりません」とASPCA動物毒物管理センターの獣医学博士のティナ・ウィズマーは話す。 「だからこそ、ペットを守るために、家や庭にどんな有毒植物があるかを知っておくことが大切なのです。植物によっては、摂取すると軽度の腹痛や嘔吐を引き起こす場合があります。残念ながら、心臓疾患や発作、死亡など生命を脅かす症状を引き起こす可能性もあります」とウィズマー博士は語る。 そして、重症度は摂取した量と犬の体重によっても異なる。さらにウィズマー博士によると、てんかんなどの基礎疾患のある犬は合併症のリスクが高くなる可能性もあるという。 US版「カントリーリビング」より
愛犬が植物を食べてしまった場合は?
ペットがどのくらいの量を摂取したかはその場で判断できないことが多いので、観葉植物や園芸植物を口にした疑いがある場合は、確信が持てなくても獣医師に相談しよう。獣医師の判断の上で嘔吐を促すこともあるが、決して飼い主の判断だけで嘔吐させてはいけない。 そして害のない植物でも、愛犬が十分な量を食べてしまうと胃腸障害を引き起こす可能性があることを知っておくのも重要だ。まず、愛犬にかじり癖がある場合や新しい犬を迎え入れた際には、観葉植物の周りに愛犬がいるときに注意深く観察してみよう。また、子犬は歯が生える時期に物をかじってしまうこともあり、子犬を庭に一人で放置するのは避けるべきだ。 ウィズマー博士は、最も有毒な観葉植物はペットの手の届かないところに置くか、そもそも家の中に置かないことが賢明だという。有毒な屋外植物についても同様で、柵で囲うか植えないかのどちらかだと語った。 ウィズマー博士による、犬にとって有毒な植物は次の通り。しっかり確認して、愛犬を守ってあげよう。