中国、台湾への「武力行使」放棄せず
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【10月15日 AFP】中国は14日、台湾周辺で同日実施した軍事演習「連合利剣(Joint Sword)2024B」の終了後、台湾の制圧に向け「武力行使」を放棄することは決してないとの姿勢を強調した。 中国は台湾を領土の一部だと主張している。同日行われた演習には戦闘機や無人機、艦艇、海警局の船舶を動員。過去2年余りで4回目の大規模演習となった。午後6時ごろまで約13時間にわたって行われたとしている。 中国中央テレビ(CCTV)は同日、軍事演習の映像を公開した。国防省の呉謙(Wu Qian)報道官は演習終了後、「われわれは平和的統一を真摯(しんし)に追求するが、武力行使の放棄を誓うことは決してなく、『台湾独立』の可能性は一切排除する」と述べた。 台湾側は、早朝から午後遅くにかけて戦闘機や無人機など中国機125機を探知。国防部(国防省)当局者は、1日に探知した機数としては過去最多だとしている。艦艇17隻も確認された。 中国軍の報道官は演習について、「部隊の統合運用能力を全面的に検証した」と説明。中国は、演習は「『台湾独立』勢力の分離主義行為に対する厳しい警告」として行われたとしている。(c)AFPBB News