原因は自分にある。は誰ひとり置いていかない――6年目幕開け、自身最大規模ワンマンで見せた美学と熱量
吉澤要人「原因は自分にある。は誰ひとり置いていかないグループです」
ここでひとりずつ挨拶をしていく。「みんなとここで出会えていることが――それだけが答えだなというか。さっきの『げんきみ』(『原因は君にもある。』)も歌詞がごちゃごちゃになっちゃったんですけど、それくらいそういう気持ちを伝えたかったです」(長野)、「今日という人を楽しみにしていたんですけど、あと少しで終わってしまうのは悲しいですし、まだライブをやり続けたいです。7人で、来てくださった観測者、配信で見てくださっている観測者の方々ともっと大きな会場で会えるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」(桜木)、「さっきの『げんきみ』、アリーナの〈ららら〉ヤバいね! 去年よりすごいの届いたもん。これからももっと大きなステージで〈ららら〉響かせようぜ!」(武藤)、「当たり前じゃないこの景色でライブができて嬉しいです。5年以上活動しているんですけど、そのなかでも一体感のあるライブができたんじゃないかなと個人的に思っています。最後まで同じ時間、一緒に楽しんでいきましょう」(小泉)、「本当に最高で、みんなのこと好きだなって思うんだよね。僕たちが活動してて、みんなが応援してくれるって当たり前じゃないし、僕たちがいるのはあなたたちがいるからで。これからもずっと一緒にいましょう」(杢代)、「この声が聞けるのは、間違いなく皆さんのおかげです。本当にありがとう。これからまだまだ皆さんのその声、僕たちに聞かせてください!」(大倉)、「観測者のみんなに囲まれた場所で思ったことがあって、言いたいことがあります。僕ら原因は自分にある。と観測者のみんななら絶対に夢叶えられると思います。確信しました。原因は自分にある。は今まで出会ってきた観測者も、配信で見てくれている観測者も、この先出会う観測者も、誰ひとり置いていかないグループです。これからも僕たちと未来を歩みましょう!」(吉澤)と、思いを伝えていった。 ここからラストスパート。「皆さんの声がないと成立しない曲になります」(桜木)という言葉から始まったのは「ケイカクドヲリ」「Joy to the world」「マルチバース・アドベンチャー」「THE EMPATHY」。メンバーたちは客席に降り、カメラアピールをしたり、観測者と一緒に盛り上がったり、サインボールを投げたり。観測者たちをこれでもかと熱狂させていった。ステージ上に戻ると、スクリーンは赤一色になる。「柘榴」で原因は自分にある。の世界観を爆発させ、「無限シニシズム」へ。彼らの熱が伝わってくるパフォーマンスを披露していった。 「Museum:0」で爆発力を見せたところで、ラストナンバーの「0to1の幻想」がスタートした。和アレンジがされており、最後は同公演のコンセプトにぴったりのパフォーマンスを見せていく。曲終わり、メンバーがスッと姿を消してステージを去っていった様子は、まさに白昼夢を見ていたかのよう。最後までコンセプトに沿った美しい演出で、ライブは幕を下ろした。 また、この日は「原因は自分にある。×ユニバーサルミュージック パートナーシップ締結」、「2025年に4都市11公演をまわる春の全国ツアー『LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ』の開催」、「2025年7月12日、13日、グループ史上最大規模の国立代々木競技場 第一体育館でのワンマンライブ『ARENA LIVE 2025 序破急』の開催」という特大情報解禁も行われた。彼らの活動から、まだまだ目が離せなさそうだ。
高橋梓