小学校グラウンドで猫の頭部相次ぎ発見、「子どもたちが笑顔ですごせるように」と見回り強化
静岡県中西部の小学校のグラウンドで今月、相次いで猫の頭部が見つかったことを受け、県警や学校が児童の登下校時の見回りを強化している。 【地図】猫の死骸が見つかった場所
今月13日に猫の頭部が見つかった藤枝市の市立小学校では、藤枝署と協力し、16日から地域住民らと登下校時の見守り活動を始めた。同校は「子どもたちがいつも通り笑顔ですごせることが一番。声かけや見守りをしたい」と冬休みに入るまで続ける予定。同署は市内の別の小学校の通学路などでも警戒にあたっている。
同署によると、猫の頭部は同小グラウンドの鉄棒付近で見つかった。胴体部分はまだ見つかっていない。
県内では今月4日にも袋井市内の小学校グラウンドで猫の頭部が見つかり、翌日に約50メートル離れた農地から足の一部が欠損した胴体部分も発見された。袋井署は1週間、通学路で警察官やパトカーによる見回りを実施した。昨年8月には、掛川市内の小学校のグラウンドでも頭部のない猫が見つかった。
県警は人為的に頭部が切断された可能性もあるとみて動物愛護法違反容疑で捜査している。