「涙が止まりませんでした」知床観光船 沈没事故…当時7歳の息子の"死亡認定申請"を提出 訴訟参加のため決断 北海道
UHB 北海道文化放送
北海道知床沖で観光船が沈没した事故で、家族が行方不明になっている男性が、息子の認定死亡の手続きをしました。 2022年4月、知床沖で観光船KAZU1が沈没し、乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明になった事故。 当時7歳の息子と元妻が行方不明のままの十勝地方の50代の男性が、2月13日に息子の認定死亡の手続きを役所で行いました。
乗客家族の一部が春に予定される運航会社と桂田精一社長に対する訴訟に参加するには遺族でなければならないため、決断したといいます。 「ただただ、つらくて、つらくて、(書類に息子の名前を)書いている最中も涙が止まりませんでした」(認定死亡手続きをした男性) 第一管区海上保安本部は桂田社長の立件に向け、捜査を進めています。
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