名古屋港水族館「繁殖賞」受賞、キイロサンゴハゼの国内初繁殖を評価/愛知
名古屋港水族館(名古屋市港区)は、(公社)日本動物園水族館協会より「繁殖賞」を受賞。同館が2013年3月に成功させた、キイロサンゴハゼの国内初繁殖が評価され、今回の受賞に至った。 繁殖賞とは(公社)日本動物園水族館協会が規定している表彰の一つで、動物の種ごとに加盟園館内で初めて繁殖した際に授与される。同館では現在までに15種類の動物で受賞しており、キイロサンゴハゼの受賞で16種類に到達。 キイロサンゴハゼはサンゴの隙間で生活するハゼの仲間で、鮮やかな黄色い身体を持つ。体長は成体でもわずか3cm程しかなく、ふ化したばかりの仔魚は約2mmととても小さい。同館は繁殖にあたり、最初に与える餌として一般的なシオミズツボワムシを使わず、さらに小さいワムシを培養して与えた。その甲斐あってか見事繁殖に成功し、現在は南館2階「特別会場」にて展示されている。