ナイキ「エア マックス」史上、最もアイコニックな20足!
◾️スニーカー史に残る、不朽の名作の数々 1987年にデビューした「エア マックス」は、ナイキの伝説的なデザイナーであるティンカー・ハットフィールドが手がけた一足だ。当時、ミッドソールからエアユニットが露出した斬新なデザインが注目を浴びた。誕生から40年近く経ったいまでも、永遠の定番として不動の人気を誇っている。ここでは、歴史を彩ってきたさまざまな「エア マックス」のなかから、ファンに愛され続けるスペシャルな20足について振り返る。 【写真を見る】スペシャルな名作エアマックス20足! 20.ナイキ×ディジー・ラスカル「エア マックス 90 “Tongue n Cheek”」 グライム界のレジェンド、ディジー・ラスカルがデザイナーのベン・ドリーとタッグを組み、「エア マックス 90 “Tongue n Cheek”」を生み出した。2009年にリリースされたラスカルのアルバムにちなんで名付けられたこの一足は、濃淡のピンクを施した可愛らしい印象だ。 19.ナイキ「エア マックス 1 “Tokyo Maze”」 2019年、ナイキは「エア マックス デイ」を祝し、世界中のアーティストにそれぞれの出身都市から着想を得た一足を手がけるコンテストを開催した。優勝した6人のうちのひとりは、日本人デザイナーの宅万勇太(タクマン・ユウタ)。彼は「エア マックス 1」をキャンバスにして、迷路のような東京の道と複雑な地下鉄システムをグラフィカルに表現した。 18.ナイキ「エア マックス 93 “Menthol”」 「エア マックス デイ」の記念モデルとして、2018年に登場したこの一足は「エア マックス 93」のオリジナルカラーを採用している。ブラック&ホワイトのボディにミントグリーンの差し色を効かせた、爽快な佇まいが魅力だ。 17.ナイキ「エア マックス 98 “Gundam”」 赤に白、そして紺色──。日本を代表する名作アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』に登場するロボットからインスパイアされた配色。「エア マックス 98」の曲線と直線を生かしたダイナミックなデザインとの相性がいい。 16.ナイキ「エア マックス 97 “South Beach Alternate”」 「エア マックス 97 “South Beach”」のパステルカラーをリアレンジして、新たに生まれた配色がこの“South Beach Alternate”。米フロリダ州マイアミの街並みを連想させるソフトな色合いが「エア マックス 97」を華やかにアップグレード。 15.ナイキ×オフホワイト「エア マックス 97 “Elemental Rose”」 2018年の全米オープンを祝ってナイキがヴァージル・アブローをデザイナーに招聘し、セリーナ・ウィリアムズのために制作した「ザ クイーン コレクション」からの一足。くすんだピンクに染めたアッパーは、フューシャやパープル、ゴールドなどのネオンカラーを施したフルレングスの「ビジブルエア」を組み合わせている。テニス界の女王をイメージした一足は格別だ。 14.ナイキ「エア マックス ルナ 90 “Moon Landing”」 アポロ11号の月面着陸45周年を記念して発売されたモデル。月面の凹凸を映ったプリントが全面に施され、リアルで迫力のあるデザインが見どころだ。ヒールカウンターには、星条旗の赤と白の横線をあしらったバッジがオン。 13.ナイキ×トラヴィス・スコット「エア マックス 270 “Cactus Trails”」 トラヴィス・スコットとジョーダン ブランドのコラボモデルは、洗練されたデザインが多いが、彼の手による「エア マックス 270」は異素材を生かしたフューチャリスティックな雰囲気だ。スコットが手がけたスニーカーはどれも激しい争奪戦を起こし、2020年に発売されたこの一足も即完売だった。 12.ナイキ「エア マックス 90 “Warhawk”」 “Warhawk”(ウォーホーク)とも呼ばれる、第二次世界大戦にアメリカ陸軍航空軍で運用された戦闘機「P-40」から着想を得た一足。ミリタリーカラーのボディに、「P-40」に使われたモチーフを飾った派手なルックスがポイントだ。 11.ナイキ×パラ×パッタ「エア マックス 1 “Cherrywood”」 2000年代半ばに初めてナイキとタッグを組んで以来、オランダ人アーティストのパラは、さまざまな話題作を手がけてきた。彼が2010年にアムステルダムのスニーカーショップ「パッタ」の開店5周年のためにデザインした“Cherrywood”がそのひとつだ。スエードとシェニール織を採用し、バーガンディを主役にした高級感のある一足。わずか248足の数量限定リリースだったので、転売市場での人気は高い。 10.ナイキ×スタッシュ「エア マックス 95」 アメリカ人のグラフィティアーティストであるスタッシュは、ナイキがアスリート以外で最初にコラボレーションを行ったひとりである。彼のおかけで、フューチュラなどほかのアーティストもナイキと手を組むようになったという。2006年にリリースされたこの「エア マックス 95」は、スタッシュのアートを代表する明るい青を主役にしている。 9.ナイキ×オフ-ホワイト「エア マックス 90 “Ice”」 ヴァージル・アブローがナイキの定番靴を再解釈したコレクション「ザ テン」からの一足。アブローらしい脱構築な美学を施した「エア マックス 90」はスニーカーよりも、アートピースのような存在だ。 8.ナイキ「エア マックス プラス “Tiger”」 1998年に登場した初代「エア マックス プラス」のオリジナルカラー“Sunset”に着想を得た“Tiger”。夕焼けの色合いを彷彿とさせる、ヴィヴィッドレッドとオレンジのグラデーションが目を引く。 7.ナイキ「エア マックス 1 “University Red”」 ホワイト×グレー×レッドは、1987年にデビューした初代「エア マックス」のオリジナルカラー。「エア マックス」の始まりを象徴するこの配色は、スニーカー史に残るクラシックな存在だ。 6.ナイキ×ショーン・ウォザースプーン「エア マックス 1/97」 2017年の「エア マックス デイ」に開催された一般投票によるデザインコンペティションで1位に選ばれた一足。デザイナーのショーン・ウェザースプーンが「エア マックス 97」のアッパーに「エア マックス 1」のソールを組み合わせ、ふたつの定番モデルを見事に融合させた。発売から6年経ったいまでも、コレクターズアイテムとして注目されている。 5.ナイキ×アトモス「エア マックス 1 “Elephant”」 2007年、ナイキが日本発のスニーカーショップ「アトモス」とタッグを組み、「エア マックス 1 “Elephant”」をリリースした。「エア ジョーダン 3」を象徴するエレファント柄を採用したデザインが特徴の一足だ。2016年、過去の「エア マックス」の100足のなかから一番復刻させたいモデルをファンが選ぶ投票イベント「Vote Back」でこの一足は1位に輝き、翌年に復刻販売を果たした。 4.ナイキ×DQM「エア マックス 90 “Bacon”」 2004年、ナイキが米ニューヨークのストリートウェアショップ「デーヴス クオリティ ミーツ」(現在は閉店)とのコラボによって発売したスペシャルモデル。赤にピンク、そしてブラウンを組み合わせた配色は、焼き上げたカリカリベーコンをイメージにしている。2021年には復刻販売も行われた。 3.ナイキ「エア マックス 97 “Silver Bullet”」 革新的なフルレングスの「ビジブルエア」を取り入れた「エア マックス 97」は、デビューと同時に瞬く間に人気を博した。多くの配色のなかでも、この“Silver Bullet”は代表的なものだ。日本の新幹線にインスピレーションを得た、未来的な色合いが「エア マックス 97」の流線的なデザインと相性抜群だ。 2.ナイキ×アトモス「エア マックス 1 “Safari”」 2002年、ナイキが「エア マックス」の誕生15周年記念モデルとして、「アトモス」とのコラボによる「エア マックス 1 “Safari”」をローンチした。「エア マックス」と同じ年に生まれた「エア サファリ」から着想を得た色柄をまとい、ティンカー・ハットフィールドが生み出したふたつのスニーカーを一体化した傑作だ。 1.ナイキ「エア マックス 90 “Infrared”」 1990年に3代目の「エア マックス」として登場した「エア マックス 90」。ティンカー・ハットフィールドが提案したシンプルながら躍動感のあるデザインが、長年にわたって支持を得ている。モノトーンに鮮やかな赤を仕込んだ“Infrared”は、初代「エア マックス 90」のオリジナルカラーだ。 From: GQ US By Calum Marsh Adapted by Winsome Li