能登への思い込め 有名人絵馬展、最多315点出品 川崎・稲毛神社
著名人が作った絵馬を展示する新春恒例の「第47回有名人慈善絵馬展」が川崎市川崎区宮本町の稲毛神社(市川和裕宮司)境内で7日まで開催中だ。市川宮司によると、今年の出品数は315点で過去最多だという。 作品は入札によって購入することもでき、収益は毎日新聞東京社会事業団へ寄託される。市川宮司は出品数が過去最多だったことについて、「能登半島地震の被災地支援として出品を呼びかけたこともあり、何かしたいと考えた新規の方の参加が多かったのでは」と話す。 展示品の多くは今年のえとの巳(み)をかたどった作品だ。歌手でタレントの森口博子さんは、ピンク地に緑のヘビを配し「笑顔の多い一年となります様に」と書いた。歌手の美川憲一さんもヘビの横に「生きる‼しぶとく今年も」とのメッセージを記した。 市内から訪れた会社員、田澤健治さん(53)は「見るのは今回が初めてですが、とてもいい取り組みだと思う」と話した。 同じ作品は9~31日まで、JR川崎駅東口の商業施設「川崎モアーズ」でも展示される。【和田浩明】