オレの予想通りDeNAがきた。巨人追撃の1番手やろな【岡田彰布のそらそうよ】
DeNAの課題やった投手陣がエネルギッシュや
DeNA・筒香嘉智/写真=BBM
現状のセ・リーグ。巨人の首位は変わらないけど、一時は2ケタのゲーム差だったのが、7月25日現在、2位のDeNAと5.5差に。連勝連敗の多い今シーズン。差が開くのもアッという間だが、詰まるのもそう。特徴的な傾向が出て、この先、どんな展開が待っているのかね。 追う側の一番手として、オレが推すのはDeNAよ。シーズン前から優勝もあるぞ……と声を大にしていたチームだし、ここまで大型連敗はあったにもかかわらず、貯金を作り出した。もともと、攻撃力はトップクラスで、問題は投手陣と言われていた。でもネ、ここの投手陣はホンマ、若い。モロさは怖いけど、今は勢いが勝っているから、期待値がドンドン上がる。ここからが正念場の暑い夏。打者有利の季節に入る。これが野球界の定説で、どうしても投手陣にヘバリが出てくるもの。そこをバッターが打ち崩すという仕組みなんだが、若いDeNAの投手陣はほかのチームと比較して、そのリスクは低い。今永(今永昇太)、濱口(濱口遥大)、上茶谷(上茶谷大河)、大貫(大貫晋一)といった先発に、クローザーの山崎(山崎康晃)。若いからホンマ、エネルギッシュやし、DeNAの夏になるニオイがプンプンするわけよ。 さらにラミレス監督の戦略。これまでもデータを重視し、起用法も独創的であったが、今もアッと驚くコマ使いよ。それが筒香(筒香嘉智)の二番起用。クリーンアップ、特に四番という強いイメージがある筒香を二番に据えて、ソト、ロペス、宮崎(宮崎敏郎)の三、四、五番。「ウチはバントはしません」という宣言のような攻撃型オーダーやけど、どうしても二番に回った筒香の気持ちが気になるんよね。 というのも昔、オレも打順を巡って監督とおかしな関係になったことが・・・
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週刊ベースボール