“宝の山”…ソフトバンク、プロテクト当落上の注目選手(6)剛腕ドラ1は復活したが
今オフ、埼玉西武ライオンズからフリーエージェント(FA)権を行使した山川穂高が、福岡ソフトバンクホークスへの移籍を決断した。山川はFA制度においてAランクに該当するとみられており、西武はソフトバンクに人的補償を求めることができる。 一方で、ソフトバンクは28人の選手をプロテクトできるが、12球団トップクラスの戦力層を誇っており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
甲斐野央
・投打:右投左打 ・身長/体重:188cm/92kg ・生年月日:1996年11月16日 ・経歴:東洋大姫路高 - 東洋大 ・ドラフト:2018年ドラフト1位 2023年は46試合に登板し、復活をアピールした甲斐野央。28人という人数の兼ね合いから、プロテクトから外れる可能性も考えられる。 東洋大から2018年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。ルーキーイヤーから勝ちパターンの一角を担うと、65試合登板で2勝5敗8セーブ26ホールド、防御率4.14の好成績を残した。 さらに、同年オフに行われた第2回プレミア12の日本代表にも選出されるなど、年間を通してフル回転の活躍を見せた。 しかし、翌2020年は故障に苦しみ一軍登板なし。その後もプロ1年目のような活躍ができないシーズンが続いた。それでも、2023年はシーズンを通して一軍に帯同。46試合に登板し、11ホールドポイント(3勝8ホールド)、防御率2.53をマークした。 2024年は再びセットアッパーへの定着が期待されているが、プロテクト外となれば埼玉西武ライオンズにとっては獲得を狙いたい存在になるだろう。
ベースボールチャンネル編集部