【鉄路と生きる】福島県の只見線 観光活性化乗り遅れない 会津坂下駅前に誘客拠点 40年空き家…貸し店舗に
会津坂下町産業課の長谷川裕一課長は「若い世代の有志が町の将来を明るくするために取り組んでくれることに敬意を表したい。官民タッグを組んで地域活性化を実現できれば」と話している。 施設の詳細や利用料金などはホームページで確認できる。 ■只見線沿線で観光資源続々 只見線沿線では各駅前で新たな観光資源が次々と誕生している。 昨年4月に会津柳津駅舎を柳津町が改修した「町会津柳津駅舎情報発信交流施設(愛称・あいべこ)」が開所した。三島町の会津宮下駅前には11月、台湾出身の歌手で名誉町民の故テレサ・テンさんの歌碑が建立された。只見線全線再開通と同時にオープンした只見駅前の飲食・物販施設「只見線広場」も好調だ。 アンロックが軌道に乗れば、さらなる沿線活性化に期待が高まる。石川さんは「沿線で活動している人たちと連携し、幅広い地域での盛り上げにつなげたい」と意気込んでいる。