小関裕太“大葉”が切ない物語の中で視聴者の癒やしの存在に<あのクズを殴ってやりたいんだ>
奈緒が主演、Kis-My-Ft2・玉森裕太が共演する火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)。11月5日放送の第5話で第一章完結を迎え、「#あのクズ」がトレンド1位になる反響に。加えて、小関裕太が演じる、ほこ美(奈緒)と同じ市役所で働くエリートの「大葉さん」もトレンド入りした。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】海里(玉森裕太)をバックハグするほこ美(奈緒) ■完全オリジナルで描くガチンコボクシングラブコメディー 同ドラマの主人公は、結婚目前に“クズ”な彼氏の浮気が発覚して破局。そんな人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会い、それをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始めることに。ボクシングも恋愛も、痛くても立ち向かいぶつかり合う、ボクシングラブコメディーとなる。 奈緒は、真面目で真っすぐな性格を持つ市役所勤めをする29歳の主人公・佐藤ほこ美を、玉森は、昼はカメラマンとして働き、夜はバーテンダーのアルバイトをしている葛谷海里を演じる。 ■海里に「一緒に戦いますよ」と言う大葉 第5話で注目を集めた大葉は、ほこ美と同じ市役所で市長直轄の部署に所属する若きエース。ドラマ公式サイトのキャラクター説明では「恋愛には不器用な一面も」とあるが、これまでの描写で大葉はほこ美に好意がある様子。 そこから海里にも自然と関心を寄せているようだが、第3話で海里が市役所の仕事をすることにクレームが入り、その件に絡んで議員の富岡(橋本じゅん)に聞きに行くなど調べている様子が描かれた。そして第5話では、海里に会った大葉が「僕は見えない力が働いていることが単純に嫌なんです。事情が分からないと動くに動けないといいますか、とにかくモヤモヤするんです」と言い、富岡との関係性を問い掛けた。海里の答えは「実の父」だった。 それを聞いた上で、「僕、葛谷さんの写真好きなんです。何かできることないですか?余計なお世話かもしれませんが、葛谷さんがその気なら一緒に戦いますよ。こう見えて僕は結構諦めの悪い人間なんです」と言った。 「どうして、そこまで?」と単純に疑問に思う海里に、「どうして?あはっ。どうしてだろう?なんか暑苦しくてすみません」と照れたように笑って答えるところに、いい人ぶりが出ていた。 ■優しい大葉に対して「尊すぎる」の声 大葉とのやり取りもあったからか、富岡に会いに行き、冷たく突き放されたものの、カメラの仕事に本腰を入れようとした海里。だが、7年前のボクシングの試合で亡くなった大地(大東駿介)の遺族からまだ強く憎まれていることで、市役所が公募した写真コンクールへの出品を取り下げた。 富岡の妨害が再びあったのかと誤解するほこ美から抗議された大葉は、冷静になるようにいさめ、海里と富岡が実の親子であることを告げた。そして今回は富岡ではなく、大地の遺族からのクレームが入ったことで、海里が辞退を申し出たのだと教えた。その際、大葉は辞退しないよう海里に説得を試みたと明かしており、大葉自身も海里をサポートしようとしているのだと分かる。 恋愛の面からみれば、海里はライバルになる。しかし、海里のために動く優しさが光る。そんな大葉が「あのクズ全視聴者の癒やしになってる大葉さん すべてが尊すぎる」「大葉さんの株が急上昇中」「大葉さんは最初からずっといい人 癒やしの存在」「このドラマ唯一の癒やし」と視聴者を魅了。また、大葉に好意を寄せているほこ美の同僚・撫(玉井詩織/ももいろクローバーZ)がほこ美を嫌っている裏の顔があることで、「大葉さんだけはいい人のままでありますように」「大葉さんはずっと味方でいて」と願う声も上がっている。 次回、11月12日(火)放送の第6話から第2章がスタートする。ほこ美、海里、大葉、撫、という四角関係がどうなっていくのかが注目だが、第6話予告で海里が大葉の自転車練習をサポートしている様子にも「楽しみ」「この2人かわいい」と期待が高まっている。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部