テニス=ナダル、引退大会のデ杯で単欠場も視野 「チーム最優先」
[17日 ロイター] - 男子テニスで今季限りの現役引退を表明しているラファエル・ナダル(38、スペイン)は、キャリア最後の大会となる国別対抗戦のデビス杯に向け、チームの優勝の手助けになるのであればシングルスを欠場する可能性もあると述べた。 元世界ランキング1位で四大大会22勝を誇るナダルだが、股関節の重傷を含め故障が相次ぎ、ここ2シーズンは思うように活動できず。パリ五輪でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦で敗れて以降、シングルスの公式戦でプレーしていない。 ナダルはスペイン・テニス連盟が公開したインタビューで、「プレーできるようになるために最善の準備をし、キャプテンの決断を待つことになる。どのような形でも(チームを)支えたい。プレーしようがしなかろうが、ここで自分のできることをする」とコメント。 2019年にスペインにとって6回目となるデビス杯制覇に貢献したナダルは、「チームが最優先で、彼(主将ダビド・フェレール)は周りの騒音に少しも影響されるべきではない。チームにとってベストの決断をするべきで、私もそれを望んでいる」とし、「私が最も望んでいるのはチームがうまく機能し、もう1度デビス杯で優勝するチャンスをつかむこと。プレーしても、スタンドからの応援だとしてもそれに貢献したい」と語った。