大阪・関西万博、教員の下見の入場料「頂かない」 万博協会事務総長
2025年大阪・関西万博で、学校の児童・生徒の引率を担う教員が会場の下見後に来場を取りやめた場合に、下見分の入場料が請求される運用について、日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は25日の記者会見で「再検討していたが、（入場料は）頂かないことにした」と述べた。 万博協会は当初、会場を下見した後、来場を取りやめた場合は学校側に入場券代を請求し、来場する場合は請求しない方針だった。 だが「（教員は）万博を楽しみに行っているわけではない」（吉村洋文・大阪府知事）といった批判が噴出。協会が再検討を進めていた。 石毛氏は下見の入場料を取らないことにより、「先生方は、いろんな不安を解消することに貢献できるんじゃないかと思っている」と説明した。（西村宏治）
朝日新聞社
