「AIゆりこ」1日で700万アクセス 小池都知事明かす 都知事選はAI&リアルの二刀流
東京都の小池百合子知事は14日の定例会見で、3選を目指して出馬表明した東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)の選挙活動ツールの一環で導入した「AIゆりこ」に、1日で700万アクセスあったと明らかにした。 【写真】「まるで本人?」そっくりな「AIゆりこ」 小池氏は6月13日に約1年半ぶりにXを更新し、ニュースキャスター時代の自身をほうふつとさせる「AIゆりこ」が、2期8年の小池氏の政策を紹介するショート動画の投稿を始めている。その「AIゆりこ」について「一気に700万アクセスあり、大変関心が高い」と、効果を自賛した。 一方、選挙戦でも現職として知事の公務を優先する考えを示しており「(今後は)AIゆりこからも発信していく。AIの扱いにはいろんなご意見があるが、実際に発信することでさまざまな知見も得られるのではないか」と述べた。 リアルな街頭演説については、乙武洋匡氏を応援した4月の衆院東京15区補選で「つばさの党」から妨害活動を受けたことを念頭に「身の危険を感じることが起きた。(知事選は)何十人と出馬されるとうかがっており、どういう選挙戦になるか分からない。知事として警備対象となっている中で、選挙戦をどうやっていくのか」とした上で「発信は、リアルも、AIゆりこの力も借りながら進めていくことになると思う」と述べ、リアルとAIの「二刀流」になるとの認識を示した。 東京都知事選にはこのほか蓮舫参院議員(56)、広島県安芸高田市長を退任した石丸伸二氏(41)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)ら40人以上が立候補を表明しており、候補者数は過去最多になるとみられている。