豪航空、R指定映画の機内上映で謝罪 「内容が不適切」
豪カンタス航空が、シドニーから日本への国際線でR指定映画「Daddio(原題)」を上映し、乗客に謝罪する事態となったと、米Deadlineが報じている。 「Daddio(原題)」は、クリスティ・ホールが脚本・監督を務めた2023年製作のアメリカ映画だ。ダコタ・ジョンソンとショーン・ペンが主演し、ニューヨークのJFK空港からマンハッタンまでのタクシー乗車中、乗客の女性と運転手が人生、愛、セックス、死などについて深い会話を交わす様子を描いている。 映画の特徴は、露骨な映像表現ではなく、むしろ赤裸々で率直な会話にある。R指定の要因は、主に性や人間関係に関する率直で大人向けの対話内容にあると考えられる。通常、機内エンターテインメントシステムでは、乗客が個別に映画を選択できるが、今回はシステムの不具合により全席同じ映画が上映される状態だったという。 「映画の内容は明らかに機内上映に適していませんでした。お客様に対し心からお詫び申し上げます」と、カンタス航空の広報担当者は謝罪。「今回の事態を受け、映画の選定プロセスを見直します」と述べた。