盤石の王者アルカラス 3年連続ウィンブルドン3回戦進出「高いレベルのプレーできた」<男子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、昨年王者で第3シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク69位のA・ブキッチ(オーストラリア)を7-6 (7-5), 6-2, 6-2のストレートで破り、3年連続3度目の3回戦進出を果たした。 【アルカラス、ジョコビッチ、シナーらウィンブルドン組合せ】 21歳で世界ランク3位のアルカラスは昨年のウィンブルドン決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)を破り同大会初優勝。今大会は大会連覇と、先月タイトルを獲得した全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続く四大大会4勝目を狙っている。 1回戦で予選勝者の世界ランク269位のM・ラヤル(エストニア)をストレートで下していたアルカラスは2回戦も躍動。11本のサービスエースを放つなどファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得する。ブキッチに2度のブレークを許したものの、リターンゲームではそれを上回る6度のブレークに成功した。特に、ウィナーの本数ではブキッチの19本に対し、2倍以上の42本を記録。アンフォーストエラーはブキッチ22本でアルカラス15本とミスも少なく、1時間48分で勝利となった。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。 「自分のプレーにとても満足している。第1セットが鍵だったと思う。彼(ブキッチ)のサーブでブレークした後、タイブレークに持ち込めた。第2セット、第3セットは本当に高いレベルのプレーができたから、満足しているよ」 3回戦では第29シードのF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは2回戦で世界ランク89位のB・チョリッチ(クロアチア)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第5シードのD・メドベージェフや第12シードのT・ポール(アメリカ)らが3回戦に進出したが、第8シードのC・ルード(ノルウェー)、第17シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)らは敗れ、姿を消している。