ラグビー日本代表「超速アタック」はオールブラックスにも通用した キーマンは新9番
【欧州遠征で先発の座を勝ち取るのは?】 6月から試合出場を重ねて、すでに7キャップ。藤原は今、多くのことを吸収している。 「すごくハイレベルなところでプレーできて、(試合後に)もっとこうしたらよかったなあ......と課題が見つかって、すごく成長につながっていると思います!」 来月は欧州遠征を敢行し、敵地でフランス(世界4位/11月10日)やイングランド(世界5位/11月25日)といった世界トップクラスにチャレンジする。 「やることは(強豪国に対して)アタックもディフェンスも変わらない。やらないといけないことをまず信じて、どういう状況でもやり続けるのがジャパンの強み。自分の役割を理解しながら、チームでやることを明確にして、みんなを鼓舞して勝ちにいきたい」 攻守でチームを引っ張る存在になりつつある藤原は、同じポジションを争う齋藤と切磋琢磨しながら「超速ラグビー」をドライブしていく。
斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji