頼総統、パラオやツバルなど太平洋の3カ国訪問へ 30日から7日間/台湾
(台北中央社)総統府は22日、頼清徳(らいせいとく)総統が30日から中華民国(台湾)と外交関係を有する太平洋のパラオやツバル、マーシャル諸島を訪問すると発表した。頼総統の外国訪問は5月の総統就任後初めて。12月6日に台湾に戻る予定。 総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は、国交国と経験を共有し、共同で経済の強靭性(きょうじんせい)を構築すること▽共通の価値観や理念を持つ民主主義パートナーとの協力を深めること▽国交国と互助互恵の基礎の上に、各協力分野で持続可能な発展を促し、双方の人民の福祉をつくり出すこと―が目標だとした。 また総統府の潘孟安(はんもうあん)秘書長、林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)、僑務委員会の徐佳青(じょかせい)委員長(閣僚)、海洋委員会の管碧玲(かんへきれい)主任委員(大臣)、原住民族委員会の曽智勇(そちゆう)主任委員らも同行することも明らかにした。 外交部(外務省)の田中光(でんちゅうこう)政務次長によると頼総統は、パラオのウィップス大統領、ツバルのファラニ総督とテオ首相、マーシャル諸島のハイネ大統領らとそれぞれ会談する予定。新たな施設の落成記念式典や祝賀会などにも出席するとした。 (温貴香/編集:齊藤啓介)