「冬の暮らしのお供に」陽光に輝く実 干し柿作り進む
生坂村北陸郷草尾地区の住民有志でつくる「草尾柿組合」が、干し柿作りを進めている。16日は実の収穫や、ビニールハウスの中につるす作業を行い、鮮やかなオレンジ色の実が陽光を浴びていた。 組合員は実から枝を取り払い、機械を使って皮をむいて、一つずつワイヤに取り付けた。その後、等間隔で柿をつるしていった。同組合長の竹内勇さんは「実が大きく、甘みが多いのが特長。冬の暮らしのお供にしてもらえたら」と話した。 今年は開花の時季に霜が降りた影響で収穫量が激減。昨年は村内の計80アールの畑で約6万個を収穫したが、今年は1割程度と見込まれ、松川村の農家からも仕入れている。 柿は1カ月ほど乾燥させ、12月下旬に村内の直売所などへ出荷する予定だ。