能登半島地震の教訓を踏まえ訓練 県原子力総合防災訓練
原発で重大事故が発生したとの想定で、おおい町で26日、県の原子力総合防災訓練が行われ、住民が避難する際の手順などを確認しました。 訓練は嶺南を震源とする地震によって、大飯原発3号機で全ての電源が失われ、原子炉が冷却できなくなったとの想定で行われました。このうち、原発から概ね5キロ圏内に位置するおおい町大島では、住民およそ40人が大島漁協の遊漁船や県警の警備艇、それに航空自衛隊のヘリを使って、県外の避難先へと向かいました。 元日の能登半島地震では、海底が隆起したことで船が港に着岸できない事態となったことを踏まえ、今回の訓練では、ゴムボートやヘリなどさまざまな手段を使った避難について検証しました。 訓練にはおおい町をはじめ、小浜市や高浜町など、5つの市や町の住民あわせて670人が参加しました。