17歳高校生FW「すごい選手出てきた」 度肝を抜く反転→ノーステップ弾から漂う「本物の匂い」【24年厳選】
17歳FW徳田誉に再脚光
若い才能の出現は、いつの時代も人々をワクワクさせる。2024シーズンのJリーグでも多くの選手がデビューを飾ったが、鹿島アントラーズの17歳FW徳田誉も、そんな選手の1人だ。2024年のサッカー界では数々の衝撃シーンがあったなか、今回は徳田が決めたJ1初ゴールを振り返る。 【実際の映像】「逸材すぎる」「伝説の始まり」 17歳高校生FWがJ1上位対決で値千金の同点弾 今シーズン、鹿島はJ1リーグを5位で終えた。ルーキーのDF濃野公人が9得点を挙げて史上5人目となるルーキーでのベストイレブン入りを達成して話題となったが、鹿島のジュニアユース、ユースと階段をのぼり、2025年のトップチーム昇格内定を勝ち取った徳田もインパクトを残した。6月の天皇杯2回戦・奈良クラブ戦(2-1)でトップチームデビューを果たした徳田は、リーグ戦第18節のアルビレックス新潟戦(1-1)でリーグ初出場を果たす。この日、MF野沢拓也氏が持っていたクラブの史上最年少J出場記録を17歳3か月29日と約4か月も更新した。 そんな徳田が最も輝いたのが9月14日の第30節のサンフレッチェ広島戦。1-2とビハインドを背負っていた鹿島だったが、後半29分から途中出場した徳田は、同37分にFW鈴木優磨からの横パスをペナルティエリア内で受けると、ワントラップして回転しながら右足を合わせ、日本代表GK大迫敬介の守るゴールを破った。 Jリーグの公式X(旧ツイッター)は、「歴史の始まり!」という言葉を添えてこのシーンの映像を公開すると、ファンからも「逸材すぎる」「本当に高校生?」「本物の匂い」「これは凄い選手出てきた」「伝説の始まり」といった声が集まった。本格プロ入りを前にJデビューだけでなく、初ゴールも決めた逸材は、今シーズン12試合に出場。ゴールは広島戦の1点のみにとどまったが、川崎時代に数多くの選手を日本代表選手にまで育て上げた鬼木達新監督のもとで、どれだけ才能に磨きをかけられるかが楽しみだ。
FOOTBALL ZONE編集部