【気象予報士解説】「今季最強寒波」影響あす11日も 「成人の日は晴れるが気温低下 防寒を」と片平さん
今シーズン最強寒波の影響に見舞われた日本列島。 近畿でも大雪の影響で朝から事故が起きたり、高速道路の通行止めや交通機関の遅れなどが発生しました。 10日放送の関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」では、気象予報士・片平敦さんが今後の天気について解説しました。
■「今季最強寒波」の影響はあす・11日も
【片平敦気象予報士】「まず明日11日は、今回の寒波の影響が残りそうなんです。 今夜=10日夜以降の雪雲の様子をご覧いただきますと、日本海側中心に今雪が降っているわけなんですが、特に明日=11日の午前中にかけてはまだ同じような場所で雪が降り続きそうですね。 雪の災害って、降って終わりじゃなくて、積もってそれが溶けるまでは影響が残ってしまいます」
■南からの雲「寒波でヒエヒエ」雪雲に 「関東や大阪で積雪するのはこのパターン」
【片平敦気象予報士】「12日の日曜日は、南の方から雨雲・雪雲がかかってくる恐れがあるんですね。夜になると、四国や九州は天気崩れましたけども、紀伊半島とか東海地方には今の予想では雨雲がかかってない予想なんですが、これ実は、天気予報がとても難しいんです。 この南の雨雲がもうちょっと北の方に数十キロ、数百キロ動いてくると、この紀伊半島ですとか東海、関東で雪や雨という可能性も出てきてしまうんですね」 南からくる雨雲でも、雪雲になるのでしょうか。 【片平敦気象予報士】「最近のこの寒波でもうヒエヒエになって、空気が冷たい中にやってくるんで、実は関東とか東海、そして大阪あたりで雪が積もって影響が出るのは、結構こういうパターンなんですよ。 寒さが残ってる中に、南の天気を崩す低気圧が通過すると。そのパターンになる可能性があるので、今後の気象情報、この南の方の雨雲・雪雲の動きにも12日の日曜日はご注意いただきたいですね」
■「日本海側は引き続き11日も雪が降りやすい」「雪下ろしは2人以上で」
【片平敦気象予報士】「明日11日の予報、まず九州・四国・中国地方なんですが、先ほどご覧いただいたように日本海側は引き続き11日も雪が降りやすいですね。 11日、12日が土日でお休みということで、雪下ろしなんかされる方多いと思いますが、本当に屋根から落ちてくる雪だったり、あるいは転落事故にくれぐれも気をつけていただきたいですね。 必ず1人ではなくて、地域の方で声をかけあって、2人以上でヘルメットをかぶって、命綱をつけて、もうこれでもかというぐらいの安全対策をした上で雪下ろしをしていただきたいです」