ロメロ・ブリット氏 28年ぶり来日「日本がすごく大好き」、伊勢丹新宿店で個展開催
ブラジルのポップアート界のアーティスト、ロメロ・ブリット氏が28年ぶりに来日し、2日、東京・伊勢丹新宿店で個展「Be happy!ロメロ ブリット来日展」(7日まで)の記者発表会を行った。 ブリット氏は「現代のピカソ」と呼ばれ、ディズニーの公式アーティストを務めるほか、2010年のサッカーW杯のポスターなどを手がけた。 今回の個展では、日本ゼオンが開発した視覚効果を持つ新素材「広帯域化コレステリック液晶素材」を取り入れ、作品5点が世界初お披露目される。 同氏は「日本に来られてうれしいです。日本がすごく大好きで、ファンの皆さんと会える機会を作ってくださったことに感謝しています」とあいさつ。「新しい技術を取り入れることに興味を持ちました。将来的に自分がいなくなった後でも、誰でも簡単に本物と偽物を識別でき、コレクターの方に“Peace of mind”を与える技術は安心感があり、うれしいこと。新素材は砕いて曲面に使うこともでき、平面作品だけでなくスカルプチャー(彫刻)にも応用できる可能性がある。美しい作品を仕上げることができて、新技術に感謝しています」と満足げに語った。
報知新聞社