三浦、遠野にプロデビューの神田! 川崎Fがタイ王者ブリーラムを3発で下し、ACLE連勝でLS突破に前進
川崎フロンターレは26日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第5節でブリーラム・ユナイテッドFC(タイ)とのアウェイ戦に臨んだ。 【動画】三浦颯太の左足ボレー弾に、プロデビュー神田奏真が初ゴール! 前節の上海海港戦を3-1で勝利し、2勝2敗とした8位の川崎F。12チーム中8チームがリーグステージを突破できるだけに、ここから勝利を積み重ねて上昇していきたいところ。今節の国内リーグ3連覇中のタイ王者との一戦に向けては、家長昭博とマルシーニョが出場停止に。高井幸大、山内日向汰、山本悠樹、エリソン、小林悠らがスタメン入りを果たした。 過去にサガン鳥栖でプレーしたキム・ミンヒョク、横浜F・マリノスでプレーしたティーラトン・ブンマタン、川崎Fや水戸などに在籍したタビナス・ジェファーソンと日本に所縁のある選手たちが複数在籍しているブリーラム。そんなタイ王者がホームの声援を背に勢いよく仕掛けてくるのに対し、川崎Fは押し込まれる序盤を過ごす。 それでも川崎Fは時間の経過とともにボールを保持し始めるものの、フィニッシュの部分でのクオリティに欠き、なかなか相手を脅かす決定機を作れず。30分には山内のパスに抜け出したエリソンがボックス左からシュート性のクロスを送るも、味方と合わず。前半終盤にかけては幾度かブリーラムにチャンスを作られるが、シュートブロックなどで難を逃れ、ゴールレスで試合を折り返した。 後半に入ると、序盤にようやく決定機らしい決定機。49分、敵陣中央やや左でボールを受けた橘田健人がボックス内へスルーパスを送り、うまく飛び出した瀬川祐輔がGKと一対一を迎える。しかし、相手守護神GKニール・エザリッジの好判断な飛び出しに阻まれてゴールとはならない。 徐々にシュートチャンスを増やす川崎F。58分、カウンターから前線でエリソンが収め、パスを受けた山内がボックス左手前から仕掛けてゴール前左に侵入。しかし、ここでもGKN・エザリッチが立ちはだかり、こぼれ球に反応した橘田のシュートも防がれた。さらに62分には山本悠樹、小林とつなぎ、最後はエリソンがボックス中央で左足を合わせるも、シュートはゴール頭上を越えた。 ゴールが欲しい川崎Fは63分、山内と小林を下げて遠野大弥と山田新を投入。71分、敵陣中央左から遠野がボックス左に浮き球のパス。走り込んだエリソンがダイレクトシュートを放つが、GKN・エザリッチが左腕で触ったボールが右ポストに当たってゴールならず。相手守護神の好守連発でなかなか先制点を奪えない。 それでも迎えた79分、ヴァンフォーレ甲府時代にもブリーラムから2勝を挙げた経験を持つ左サイドバックが相手ゴールをこじ開ける。山本からパスを受けた瀬川がボックス右からクロスを送り、ファーサイドの三浦颯太が左足ボレーで叩きつける。これにもGKN・エザリッチは左手で触れたものの、ボールはゴール右に突き刺さった。 待望の先制点を奪った川崎Fは83分にジェジエウと河原創を投入して、試合を締めにかかる。後半アディショナルタイムにはボックス内でビッソリにシュートを放たれるも、ここはGKチョン・ソンリョンがファインセーブでチームを救う。 すると川崎Fは後半アディショナルタイム4分に瀬川のクロスを遠野が押し込んで追加点。さらには試合終了間際にも終盤出場でプロデビューを飾った神田奏真がゴールネットを揺らして終わってみれば、3-0で勝利。タイ王者を下した川崎Fが、ACLE連勝でリーグステージ突破へ前進した。