次回は招集外に？ 日本代表、立場が厳しい選手（6）遠藤不在でもチャンスなし…。世代別最高レベルの才能
日本代表は今回行われたアジア最終予選2試合で、1勝1分とまずまずの結果を残した。近年、日本サッカーのレベルは急上昇しており、代表メンバーに入ることも並大抵のことではなく、まさにサバイバルの様相を呈している。今回は、日本代表内で序列が低く、招集外の危機すらある選手をピックアップして紹介する。（成績は『transfermarkt』参照）
MF：藤田譲瑠チマ（ふじた・じょえる・ちま） 生年月日：2002年2月16日 所属クラブ：シント＝トロイデン（ベルギー） 24/25リーグ戦成績：8試合0ゴール0アシスト パリ五輪で主将を務めた藤田譲瑠チマも、A代表で自身の地位を確立するのはまだ先の話だろうか。 2023年シーズン終了後に横浜F・マリノスからシント＝トロイデンへと移籍した藤田は、パリ五輪世代随一の才能としてこの世代をけん引し、中盤で獅子奮迅の活躍を見せた。大会終了後はクラブでフル出場を続けており、完全に主力となるまで成長している。 しかし、日本代表の中盤の牙城を崩すまでには至っていない。藤田のライバルとなるのは遠藤航や守田英正といった、強豪クラブでも存在感を残せる選手であり、このコンビは現在不動のものとなっている。 藤田自身も守備の強度など改善するべき点は多々あり、代表でスタメンを奪いきるにはもう一皮むけることが必要だろう。 オーストラリア代表との一戦では遠藤がベンチ外となったが、代役として田中碧が起用され、藤田の出番は訪れず。22歳とまだまだ若く、将来中盤で躍動する姿は想像に難くないが、彼らが健在のうちにスタメンを奪いたいところだ。
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