日本とは違う? 米国在住シングルマザーが教える、アメリカでの「クリスマス習慣」アメリカの子ども達がする「サンタさんへのお礼」って?
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 もうすぐ1年が終わってしまいますが、最後に一大イベントが残っていますね。 【画像を見る】「今日はどこにいるかな…」エルフはこんなふうにやってくる! そう、クリスマスです。 フォロワーさんの中に「クリスマスは子どもとの心理戦」だと言っている方がいました。 私の息子も7歳になり、 「煙突がないのにどうやってお家に入るの?」 「どうやって1日で世界中の子ども達のお家に行くの?」 と、色んな質問をしてくるようになってきました。「良い子にしていたらサンタさんがプレゼントを持ってきてくれるよ」だけでは信じきれなくなってきています。 親としては子どもがサンタさんを信じなくなってしまうのは少し寂しいですよね。 子どものサンタさんを信じる気持ちが膨らんで、家族でもっと楽しくクリスマスが過ごせるように、アメリカの家庭で行われているクリスマスの習慣を紹介します。
サンタさんのスパイが家に来た!
アメリカでは子どもにサンタさんの存在を信じさせるアイテムの一つに「エルフ」がいます。エルフはおもちゃの準備などのサンタさんのお手伝いをしている妖精なのですが、この妖精がクリスマスの時期になると子どもがいる家にやって来きます。 何をしに来るのかというと... スパイ活動です!! 子ども達が本当に良い子にしているのかをチェックして、毎日子ども達が眠ったあとに北極まで飛んでいきサンタさんに報告をして、朝になるとまた帰って来る、という設定になっています。 子ども達はクリスマスシーズンになると毎朝エルフが家のどこにいるかと探すことから一日が始まります。ツリーに座っていたり、棚の中から顔をのぞかせていたり...。エルフは「イタズラ好き」というキャラクターなので、家の物を勝手に使っていたりすることもあります。 当然ですがこれは毎日夜に大人がエルフを移動させているので、結構大変なんです。アメリカ人のママやパパ達は毎日アイデアを駆使して子ども達がエルフを探すのが楽しくなるように工夫しています。 エルフを飾る時期を早くしすぎるとネタが尽きてしまうので、12月に入ってから出すのが一般的です。あと、子どもと一緒に寝落ちしてしまうと、次の日の朝に昨日と同じ場所にいるエルフを見てポカンとする子どもを見る羽目になるので寝落ちしないようにするのも大変! 「触るとエルフが飛べなくなってしまうので、触ってはいけない」というルールもあります。子ども達が勝手にエルフを動かしてどこにいるかわからなくなると親も困るので、きっとこのルールができたんですね。