加藤愛が行く!岐阜市の愛されフード『福丸のたい焼き』を調査! 一本焼きの"天然モノ"は「あんこを食べるたい焼き」
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフードを加藤愛が全力で調査します。今回は『岐阜市』。視聴者から「伊奈波神社のすぐそばにある"福丸"というたい焼き屋は一本焼きにこだわっていて、一つ一つ丁寧に作られた薄皮のたい焼きは出来たてアツアツでとてもおいしいです」といったメールをいただき、『福丸のたい焼き』をいざ調査! 【動画はコチラ】ほぼ岐阜市だけ愛されフード『福丸のたい焼き』をいただきます!【愛されフード】
パリパリの薄皮にタップリのあんこがたまらない!
聞き込みをすると、『福丸のたい焼き』は一本一本手焼きをするため「天然モノ」とも言われ、パリパリの薄皮であんこがタップリ。「最初に来た時は2時間待ち!」という人もいた、かなりの人気店のようです。 伊奈波神社のゲキ近の『福丸』を訪ねると、店主が一本ずつ焼く作業をしながら、焼きたてのたい焼きを早速、手渡してくれました。アツアツを頬張ると「表面がものすごく香ばしくて、サクサクパリパリ! 薄皮だからこそ、中のあんこがしっかり堪能できるんですね」と愛ちゃん。 すると、「あんこを食べてもらう、たい焼きなんで」と店主がこだわりを教えてくれました。小豆は、北海道・十勝産の"雅"という最高級品を使用。そのあんこをこんもりとのせ、特注の型で焼き上げるたい焼きは一度に10個と少ないですが、開店と同時に次々とお客さんが訪れ、一日500個ほど販売するそうです。
好きな食べ物を仕事に! パリッと食感の秘密は?
『福丸』は、今年で18年目。店主はかつて関東で会社勤めをしていましたが、両親の介護のため地元の岐阜市に戻り、たい焼きの店を始めました。営業マンだった頃、疲れを癒やすためによく食べていたのがたい焼きで、「地元に戻るなら、好きなことをやった方がいい」と思ったことが仕事にしたきっかけです。最初は美殿町商店街で物件を見つけて、「どうせやるなら、一本焼きでいこう」と軽い気持ちで準備を開始。しかし、一本焼きの型は既製品がなく、自分の理想の形を図面に起こして発注。たい焼き作りのノウハウもないため、生地の配合などもすべてゼロからのスタートでした。オープンしてからは売れない日々が続き、商店街の仲間などに教えられながら、1年ほどかけて今のたい焼きに到達。 中でも、お客さんから勧められた生のごまを絞った上質な"太白ごま油"を型に塗ってから焼くことで、たい焼きの一口目に感じる香りや食感が全く違うものになったとか。さらによりパリッとした食感を出すため、生地に岐阜の米の米粉も配合しています。
両方の場所に育てられ、愛され続けるたい焼き
このように完成していった『福丸のたい焼き』。一本焼きでパリパリの薄皮、あんこタップリのたい焼きの評判は徐々に広がっていきました。しかし、あまりの人気で店が手狭になり、8年前に今の場所に移転。周辺の神社や寺を参拝してから、広くなった店でゆっくり休んでいくお客さんも増えました。 脱サラで何も分からないところからスタートし、たい焼きを焼いて18年。前の店の商店街の人たちやお客さんが今の店にも足を運んでくれ、「本当に両方の場所に育ててもらった」と店主は語りました。 (CBCテレビ「チャント!」10月4日(金)放送より)
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