【マイルCS】津村明秀騎手がレイベリングで参戦!再びマイルGⅠで大穴狙う「レースでは何があるかわからないことは、僕が一番よくわかっています」
ヴィクトリアマイルを14番人気のテンハッピーローズで制した津村明秀騎手(38)=美・フリー=が、マイルCSにレイベリングで参戦。芝1600メートルのGⅠで再度の大駆けを狙っている。 前走・信越Sを勝って勢いに乗るフランケル産駒は2歳時に朝日杯FSで3着に好走。素質の高さは折り紙付きだ。初コンビの津村騎手は、6日の追い切り(美浦Wコース6ハロン83秒9-11秒7)で乗り心地を確かめた。 「3頭併せの後ろで折り合ってリズム良く走れていたし、いいイメージをつかめましたよ。競馬に行くと気持ちが入ってテンションが上がるので、そのあたりは気をつけたい。レースでのイメージもある程度は描いています」と手応えを得ている。 2日(日本時間3日)にはテンハッピーローズでBCマイルに参戦。2番手から直線で一旦先頭に立つなど、見せ場たっぷりの内容で4着に好走した。「初めてBCに参戦しましたが、お祭りという感じがすごくて、めちゃくちゃ刺激を受けました。チャンスがあれば、また来年も行きたいです」と収穫の大きい遠征だった。 「念願のGⅠ制覇がかなったら、また勝ちたいと思うようになった。こうやってGⅠの舞台で騎乗依頼をいただけるのはありがたいです。出るからには一発狙っていきたい。レースでは何があるかわからないことは、僕が一番よくわかっていますから」とニヤリ。 前進気勢が強い牝馬や癖馬をなだめて乗りこなすのが鞍上の真骨頂。春に続き、秋のマイル決戦でもアッと驚く波乱を演出する!(片岡良典)