大久保公園の周辺で客待ちをしている立ちんぼ女子

６月17日、警視庁保安課は客に売春相手として店舗の女性従業員を紹介したとして、東京都内でデリバリーヘルス（以下、デリヘル）を経営するグループの店舗責任者ら23人を、売春防止法違反（周旋）容疑で逮捕したことを発表した。売春防止法違反（周旋）容疑で一つのグループから23人もの人数が逮捕されることは異例の事態だ。 【画像】すごい…「最後まで」のサービスを提供しているメンズエステ店リスト デリヘルでは本番行為が禁止されてはいるものの、接客はホテルの一室や自宅などの密室で行われるため、警察だけでなく店舗側も実情を把握することが難しい。にもかかわらずなぜこのような大規模摘発が行われたのか。 その理由は、新宿歌舞伎町の大久保公園で客待ち行為を行っていた女性を摘発した際に、女性の何名かが「この店で働いていて、本番行為をしていた」と話したからなのだという。 歌舞伎町の事情に詳しい記者はこう語る。 「採用面接時に『うちの店では本番がある』『どこまでできるの？』などと本番行為があることを伝えていたそうです。かなりリスクのあることではありますが、基本的には店舗側と女性が協力すれば、ばれませんからね。まさか女性が大久保公園でも売春行為をしていて、そこからばれるとは思っていなかったのでしょう」 実際に店舗に通っていたという男性は、基本的に本番行為がサービスに組み込まれていたといい、その実情をこう語る。 「この店を利用するときは、基本的に本番があるという前提で利用していました。流れとしては嬢が聞いてくることが多かったですね。『最後どうしたい？』や『いれる？』みたいなことを言われて本番をします。 そこで追加でお金を支払うこともあります。体感ですが、本番行為に別料金が必要な娘は半分くらいで、あとの半分はコース料金だけで最後までできました。最後までやれるかやれないかは好感度勝負だと思っています。お金を出したら負けで、なしでできれば勝ちみたいなゲーム感覚で通ってました（笑）」 男性の話では、追加料金は１万円程度であることが多いようだが、なかには3000円や5000円でも本番行為をする女性もいたという。 そんな女性のなかには、客を待っている時間に自分でアプリを利用した売春を行っているものもいたのだとか。 「その店では、客待ちの時間は自宅で完全に自由時間だったそうです。客が決まれば店の運転手が自宅前まで車で来てくれるという形式だったので、その時間、アプリで売春相手を探しているって聞きました。 『これから新大久保、1.5万円から』みたいな感じですね。いつ来るかわからない客と比べると、利用者の多いアプリは効率がいいのでしょう」 立ちんぼ女子が多く、ＳＮＳなどでたびたび批判の声が上がっている大久保公園。そこにいる女性よりもはるかに多くの女性がアプリを使って売春をしているのだという。 お店と違って個人でのやり取りは、金銭トラブルや性病の感染リスクが非常に高くなっている。そのようなやり取りが蔓延する前に、行政の介入が求められている。