「今更、ちょい悪気取りで素足履きはNGでしょう…!」。ビジネスシーンで革靴の素足履きが「百害あって一理ない理由」
あらゆる理由でNG。
季節はすっかり夏になり、日々の装いにも暑さ対策が必要な季節です。 そんななか、ビジネスシーンでも素足に革靴を履いている「素足履き」をしている人も少なくないのではないでしょうか? しかし、日本の気候に照らして考えても、素足履きはお勧めできません! 【動画】Q.素足に革靴はアリですか? A.あり得ない理由をお話しします。 なぜ素足履きはしてはならないのでしょうか? その理由とともに、「そもそも靴下をどう選ぶべきか」についてご紹介します。
素足履きがNGなワケ
暑くなると、自称イケオジのオジサンが革靴の素足履きをしているようですが、このような流行は過去、世界的に見ても全くありませんでした。 FORZA STYLEのご意見番である赤峰氏が過去にさかのぼって調べてみても紳士がそのような履きこなしをしたことはないそうです。 つまり、靴に素足で履くことは極めて現代に起きた考え方であり、ファッション界独特の既成概念を打破しようとする一時的なトピックだったわけです。それもイタリア限定。 夏の革靴内は、まさに高温多湿、汗の逃げ場がない状況は革靴にとっては最悪な状態。匂いや衛生的な面からも疑問符がつくということ。 そもそもイタリアで始まったといわれる素足履きですが、そのイタリアでも本物の紳士は素足履きを鼻で嘲笑しているんだそう……。 インビジブルなソックスなどを用いずに靴を履くと、間違いなく嫌な匂いの原因になります。革靴のも大きなダメージを与えることは必至です。 だからこそ、ビジネスシーンでは大人のオトコなら身だしなみとして靴下を履くことは、必須なのです。
それでは、どんな靴下コーデがあるの?
ビジネスシーンにおいては、暑さや寒さに関係なく、本来は「ホーズと言われる長い靴下を膝下まで履くこと」。紳士たるもの、公衆の面前ですね毛を見せてはいけません。
ビジネススタイルではホーズは黒やネイビー、チャコールグレーなど目立たない色が好ましいでしょう。しかし、靴の色に合わせてダークブラウンや小豆色のホーズを履くのもアリですね! 服、ホーズ、そして靴にかけてのグラデーションを楽しむことができたらコーデは自ずと出来上がります! ホーズではなくとも、普通に市販されているふくらはぎまでの長さの靴下を履きましょう。 いかがでしたか? 今回言いたいことは「TPOをわきまえた着こなしをしよう」ということです。 リゾート地やプライベートな空間で素足履きをするのは自由ですが、紳士が街中でそれをする理由はありません。 ぜひこれを機に「素足履き」や靴下の意味を考えて直してみてはいかがでしょうか。 Text:FORZA STYLE