松重豊『孤独のグルメ』映画化に「感無量です」 ポン・ジュノに監督オファーも断られた過去
劇映画 孤独のグルメ』のジャパンプレミア舞台あいさつ
俳優の松重豊が4日、都内で行われた、第37回東京国際映画祭内のイベント『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)のジャパンプレミア舞台あいさつに登壇した。同作にまつわる浅からぬ思いを語った。 同作は、同名のハードボイルド・グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)を原作に、テレビ東京系列で長年シリーズ化されてきた人気連続ドラマの劇場版にして、同局の開局60周年特別企画。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしらごろう、松重)のスープ探しの旅を描く。 松重は今回、監督・脚本・主演を担当。同作を見終わった観客を前に開口一番、「皆さん、お腹空いてるでしょ? すみません」と平謝り。「この映画を見たら、一目散にラーメン屋に駆け込みたいと思っているでしょうけど、すみません」と繰り返した。 映画化について「12年前に、小さなテレビ東京の深夜ドラマとして始まった番組が、こうやって東京国際映画祭の、このような晴れ舞台で皆さんにご覧いただけるのは、とにかく感無量です!」と心境を吐露。「先ほどちょっと客席にも忍び込みましたけど、笑っていただけたのが何よりです。本当に、スタッフ一同、感無量でした」と言い、笑顔を見せた。 監督選びにあたって当初、「韓国でも非常に人気がある作品でしたので、一度だけ出演したことがあるポン・ジュノさんに手紙を書いて『ちょっと監督してくれないかな?』と言ったら『ちょっと忙しいから無理だ』と(笑)。『完成楽しみにしてる』っていう無責任な手紙が来た」と明かし、会場を笑わせた。
ENCOUNT編集部