これやりがち…倹約家FPが教える「実はコスパが悪い」節約術3選
はしご買い
食材等を買うために何件ものスーパーなどをはしごして買い物することを「はしご買い」と言いますが、これも場合によってはコスパの悪い節約になります。はしご買いをするには、時間と労力、場合によってはガソリン代がかかります。 ここで誤解をして欲しくないのは、1度の外出でいつかの用事を終わらせるために、お店をはしごすることはムダではなく効率のよい行動ですので、こちらはOKです。 コスパが悪い例として、A店でまとめ買いをしつつも、遠いB店ではキャベツが特売だからキャベツを買いに、さらに足を延ばしてC店では鶏胸肉が特売だから鶏胸肉を買いに行くようなことです。3店の距離が徒歩圏内で、それだけ買って帰ればお得な買い物かもしれません。しかし、A店からB店へは車で20分かかり、B店からC店へはさらに車で15分かかる場合は、いくら食材費は安くなったとしても時間とガソリン代のムダになってしまうでしょう。 また、他店舗を回ることで、さっき買ったけどこっちの方が安かった…悔しい…。半額シール貼ってある!など、必要以上に買い物をしてしまいがちです。これでは結局ムダになってしまうことでしょう。はじめからA店だけで買い物を済ませていれば、余計なものを買わずに済んだものの、余計な出費もプラスされることになれば食費節約どころではありません。節約を意識すればするほどムダな行動をしてしまう典型例ですので、割り切ってネットスーパーを使うなどの対策をした方がいいかも知れません。 日ごろの行動の中にも実はコスパが悪い節約を一生懸命にやっていませんか。もう一度立ち止まって、本当に節約になっているのかを考えて、ご自身のライフスタイルに合った節約術を取り入れてみてはいかがでしょうか。 ■丸山晴美さん 旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」>>https://www.maruyama-harumi.com/
執筆者情報
■丸山晴美 旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 資格 節約アドバイザー、FP、ファイナンシャルプランナー(AFP)FP技能士2級、消費生活アドバイザー、調理師、宅建士(登録) webサイト・SNS情報 公式HP:らくらく節約生活 https://www.maruyama-harumi.com/ ゆとりうむプロジェクト理事https://yutorium.jp/